シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>映画『アレックス』や『エンター・ザ・ボイド』などの衝撃的な作品を生み出してきたギャスパー・ノエ監督が、映画『ミルク』などでおなじみのガス・ヴァ ン・サントが執筆した脚本『ザ・ゴールデン・スーサイド(原題) / The Golden Sucide』の監督交渉中であることがEmpireonline.comによって明らかになった。

ギャスパー・ノエ監督映画『エンター・ザ・ボイド』場面写真

 これは、ヴァニティ・フェア誌に掲載されていたナンシー・ジョー・セールズの記事を映画化する企画で、同記事はニューヨークのアーティスト、ジェレ ミー・ブレイクとテレサ・ダンカンの二人の自殺は、米国政府の陰謀とサイエントロジーの影響があるとし、彼らがそれらの影響で偏執病(パラノイア)になっ たことが記されていた。そして、今回その記事をガス・ヴァン・サントと映画『アメリカン・サイコ』の原作を執筆した作家ブレット・イーストン・エリスが共 同で脚本を担当している。

 これまでギャスパー・ノエ監督は、監督だけでなく脚本も執筆してきたが、今回は監督の依頼だけを受けているようだ。だが『アレックス』ではレイプシー ン、『エンター・ザ・ボイド』では死者の観点から描いた作品を手掛けてきた個性的な監督であるため、彼がこの作品にかかわれば、どういうアプローチをする のか非常に興味深いところだ。