シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>ディズニーの人気アニメーション『リトル・マーメイド/人魚姫』の原案にもなったアンデルセン童話「人魚姫」を再構 築したダークファンタジー小説が、米ソニー・ピクチャーズによって映画化されることになったとハリウッド・レポーターが報じた。

 映画の原作となるのは、米作家キャロリン・タージョンの手による「マーメイド:ア・トゥイスト・オン・ザ・クラシック・テイル(原題)/ Mermaid: A Twist on the Classic Tale」という小説。滅ぼうとしている国を救うため、敵国の王子と結婚しようと危険な旅をする王女と、その王子を助けたことから恋に落ちてしまい、自分 の声や国を捨てるなど、すべてを犠牲にしても彼と一緒になりたいと願う人魚姫による三角関係が物語の軸になるという。


 原作の映画化権を取得したソニーは、グウィネス・パルトローが主演し、第83回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた映画『カントリー・ストロン グ(原題)/ Country Strong』を手掛けたシャナ・フェステに脚本と監督を任せる意向のよう。さらに、同作プロデューサーのトビー・マグワイアと『チャーリーズ・エンジェ ル』シリーズなどのジェンノ・トッピングがこの作品でも製作を務める。「人魚姫」に関しては、本作とは別に映画『つぐない』『路上のソリスト』などを手掛 けてきたジョー・ライト監督が実写映画化を企画しているという話もある。また、大ヒットを記録した宮崎駿監督の映画『崖の上のポニョ』もこの童話を基にし ている。


 現在、ハリウッドで複数進行中の「白雪姫」や「眠れる森の美女」といった、童話原作の映画企画リストに、新たに加わることになりそうなこの作品。 ディズニーの『リトル・マーメイド/人魚姫』では、ティーンの人魚姫・アリエルと人間のエリック王子との青春ドラマのようなさわやかな恋愛が描かれたが、 本作では、人魚と人間による、複雑な三角関係が描かれることになるということで、王子がどちらの女性を選択しようとも、悲劇的な物語となりそう。新たな 「人魚姫」の物語が、一体どのような結末を向かえるのか、気になるところだ。