サンケイスポーツ
より(以下一部抜粋)
> 米カリフォルニア州の前知事、アーノルド・シュワルツェネッガーさん(63)と妻、マリア・シュライバーさん(55)との離婚が今週中にも裁判所に正式 に申し立てられ、慰謝料が約2億5900万ドル(212億3500万円)にものぼる見通しであることが26日、分かった。著名人の離婚慰謝料としては歴代 1位の高額になるが、マリアさんは私立探偵を雇ってシュワ前知事の財産調査まで行っているという。
妻、シュライバーさんはシュワ前知事にとって「プレデター(捕食者&略奪者)」と化すのか。25年間の結婚生活の「ターミネーター(終わらせる人)」が支払う代償は高くつくようだ。
米国時間9日(日本時間10日)に離婚を電撃発表したシュワ前知事だが、複数の米英メディアによると、シュライバーさんはすでに最強の離婚弁護士とされる女性のローラ・ワッサーさんを雇い、今週末までに裁判所に対して正式な離婚訴訟を提起するとみられる。
ワッサーさんはこれまでに歌手、ブリトニー・スピアーズ(29)や女優、アンジェリーナ・ジョリー(35)らの離婚を手がけ、“ハリウッドセレブ御用達”として知られている。
離婚訴訟では最大の争点が慰謝料。そのためシュライバーさんは私立探偵を雇い、シュワ前知事の財産の調査も始めた。
英紙ザ・サン(電子版)によると、シュワ前知事は広大なショッピングモール、コカ・コーラ社やスターバックス社など多くの株式を所有。さらにカリフォルニア州にある邸宅は約11億円の価値がある。
財産はシメて約5億1800万ドル(約424億7000万円)にものぼる。
この財産から慰謝料が支払われるが、シュワ前知事は複数の相手と不倫をしていて隠し子までいたという事情があるだけに、半分は免れず約212億3500万円になるというのだ。
これは、著名人の離婚慰謝料として、史上最高額とされる元米プロバスケットボール(NBA)のマイケル・ジョーダン氏(48)が払った約1億6700万ドル(約137億円)を抜いて、堂々の1位になる。
ちなみに、シュワ前知事は不倫関係にあった元家政婦のミルドレッド・バエナさん(50)と息子(13)に、多額の金銭的援助を続けていたが、すでに支払われているこの援助も、慰謝料の計算の際にはシュワ前知事の財産として計上されるという。
情報筋は「シュライバーさんは、取れるだけの慰謝料を取るつもりです」と語っているという。
■アーノルド・シュワルツェネッガー
1947年7月30日、オーストリア生まれの63歳。10代でボディービルを始め、68年に米国移住。「ミスター・ユニバース」など数々のタイトルを獲 得した。70年に映画「SF超人ヘラクレス」で俳優デビュー。84年の「ターミネーター」で人気爆発し、「コマンドー」「プレデター」などが立て続けに ヒット、シルベスター・スタローン(64)と並ぶアクションスターとなった。03年にカリフォルニア州知事選に当選、今年1月まで2期7年務めた。1メー トル88