ロイターより(以下一部抜粋)

>映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は14日、来年2月26日に発表される第84回米アカデミー賞の作品賞ノミネート数について、5作品から10作品の間とすることを決めた。

 同賞のノミネート作品は、アカデミー賞の人気を高めるための措置として、2年前にそれまでの5作品から倍増されていた。

 しかし、一部の専門家からは、候補数の拡大は作品賞にノミネートされること自体の価値を下げ、賞に値しない作品が選考に紛れ込む恐れがあるとの懸念の声が上がっていた。

 AMPASのエグゼクティブプロデューサー、ブルース・デイビス氏は、作品賞へのノミネートは「たぐいまれな功績」を示す存在であり続けるべきとし、「作品賞に値する作品が8作品しかなかった場合は、無理矢理10作品を候補にする必要はない」と説明した。

 新ルールでは、作品賞にノミネートされるためには、投票で少なくとも5%の1位票を集める必要があるという。

 実際の候補作品の数は、各賞のノミネートが発表される来年1月24日まで明らかにされない。