シネマトゥデイ

>ヒュー・ジャックマンが主演し、日本でのロケも行なわれる予定だった『X-MEN』シリーズスピンオフ『ザ・ウルヴァリン(原題) / The Wolverine』の監督を降板したダーレン・アロノフスキー監督が、「ノアの方舟」物語を基にした大作映画を企画しているらしい。

ダーレン・アロノフスキー監督映画『ブラック・スワン』写真ギャラリー

 デッドラインなどが報じたところでは、この作品のタイトルは『ノア(原題) / Noah』というもので、大洪水から動物の種を残すための巨大な方舟を作る主人公・ノアの姿を描くことで有名な、旧約聖書の物語を再解釈の基に映画化する。予算は1億3,000万ドル(約104億円・1ドル80円計算)の大作になる予定。

 アロノフスキー監督は本作を次回作とすることに意欲的なようで、現在は『ラスト サムライ』や『アビエイター』の脚本を手掛けたジョン・ローガンによってリライト作業が行なわれているという。また、ニューヨーク・マガジンのブログ・Vultureなどによれば、監督はノア役にクリスチャン・ベイルの出演を希望しており、すでに交渉に入っているといううわさもあるようだ。

 ノアの方舟映画といえば、最近では『40歳の童貞男』のスティーヴ・カレルとモーガン・フリーマンが出演した『エバン・オールマイティ』があるが、こちらはあくまでもコメディー作品。アロノフスキー監督が手掛ける本作は、その予算規模から考えても、地球を汚しに汚し、神の怒りにふれた人間たちの混乱とドラマを描きだす一大巨編となりそうだ。