シネマトゥデイより(以下一部抜粋)
>6月27日よりWOWOWでの一挙放送が決定した「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」内で放送されるミニドラマの収録が16日、世田谷区内のスタジオで行われ、その収録の合間に、佐原健二、桜井浩子、西條康彦らが45年前と変わらないチームワークの良さで、「ウルトラQ」の魅力を語った。
1966年に放送された空想特撮シリーズ「ウルトラQ」といえば、アメリカのSF空想ドラマ「アウターリミッツ」や「トワイライト・ゾーン」を下敷きにした1話完結のSFドラマ。円谷プロならではのユニークな怪獣が登場するなど、日本の特撮作品の金字塔として、現在でも多くのファンに愛されている。本作の主人公である、星川航空パイロットの万城目淳(佐原)、パイロット助手の戸川一平(西條)、そして毎日新報報道カメラマンの江戸川由利子(桜井)の3人が遭遇する不可思議な事件を怪奇あり、ファンタジーありの展開で描き出している。
この日、収録されたのは、各話の放送前に挿入されるという導入部分的なミニドラマ。「45年後の今、『ウルトラQ』の世界が現在も続いていたら……」というテーマで、3人の軽妙な掛け合いが楽しめる内容となっている。現在でもイベントなどでよく会うという3人だが、「45年たったなんてわからないくらい。まるで昨日のような感じですね……」と語る佐原が思わず涙ぐんでしまい、「ちょっと健ちゃん、感激して泣いちゃったの? もうやだなぁ」と桜井がちゃかす一幕もあった。
そんな佐原が「ウルトラQ」の撮影に入るようにと言われたのは、歌手のフランク・シナトラがメガホンを取った1965年の映画『勇者のみ』のハワイロケのときだったという。「(俳優の)三橋達也さんと一緒にハリウッドに行って、3か月ほど撮影をしたんですが、そういう中で身につけたものが万城目淳という役にピッタリだった。一番いい時期に『ウルトラQ』に入れて、自分としても恥ずかしくないものが見せられたと思う」と自負する佐原。そして45年たっても本作が色あせない理由として「とにかくリアリティーのある芝居ですね。人間の持っている心理状態がそのまま出るようにと芝居をしているから、時代とのずれがないんです」と分析していた。
モノクロ作品としては世界初となるハイビジョンリマスター版での放送が実現したことが話題となっている今回の特集だが、それに加え、最新デジタル技術で着色された「総天然色ウルトラQ」のうちの1作品が、8月26日のブルーレイ&DVD発売に先駆けた7月17日午後3時30分から特別に放送されることが発表された。放送される作品は、視聴者からの登場怪獣への投票で決定される。今回エントリーされているのは、「古代怪獣ゴメス」(第1話)、「火星怪獣ナメゴン」(第3話)、「冷凍怪獣ペギラ」(第5話)、「隕石怪獣ガラモン」(第13話)、「コイン怪獣カネゴン」(第15話)といういずれも劣らずの人気怪獣たち。
ちなみに3人がカラーで観たい怪獣としては、「海に落ちて溶けていくところが印象に残っているからナメゴン」(佐原)、「ペギラは怪獣らしくて好きだね。カネゴンもいいなぁ」(西條)、「ガラモンが好きですね。あとは(自分が演じる)由利ちゃんもカラーで観てほしい」(桜井)と3者3様の意見が飛び出した。
西條が「セリフをちょっと言っただけでも、本当に昔のまんま。若いころに戻るんだよね」と語る通り、3人がかもし出す雰囲気は、時を重ねても、45年前の淳、一平、由利子のままであった。(取材・文:壬生智裕)
「ウルトラQハイビジョンリマスター版」はWOWOWにて6月27日午後4時45分~7月中旬まで平日の午後連日放送(6月26日午前10時に1~2話の先行無料放送あり)
>6月27日よりWOWOWでの一挙放送が決定した「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」内で放送されるミニドラマの収録が16日、世田谷区内のスタジオで行われ、その収録の合間に、佐原健二、桜井浩子、西條康彦らが45年前と変わらないチームワークの良さで、「ウルトラQ」の魅力を語った。
1966年に放送された空想特撮シリーズ「ウルトラQ」といえば、アメリカのSF空想ドラマ「アウターリミッツ」や「トワイライト・ゾーン」を下敷きにした1話完結のSFドラマ。円谷プロならではのユニークな怪獣が登場するなど、日本の特撮作品の金字塔として、現在でも多くのファンに愛されている。本作の主人公である、星川航空パイロットの万城目淳(佐原)、パイロット助手の戸川一平(西條)、そして毎日新報報道カメラマンの江戸川由利子(桜井)の3人が遭遇する不可思議な事件を怪奇あり、ファンタジーありの展開で描き出している。
この日、収録されたのは、各話の放送前に挿入されるという導入部分的なミニドラマ。「45年後の今、『ウルトラQ』の世界が現在も続いていたら……」というテーマで、3人の軽妙な掛け合いが楽しめる内容となっている。現在でもイベントなどでよく会うという3人だが、「45年たったなんてわからないくらい。まるで昨日のような感じですね……」と語る佐原が思わず涙ぐんでしまい、「ちょっと健ちゃん、感激して泣いちゃったの? もうやだなぁ」と桜井がちゃかす一幕もあった。
そんな佐原が「ウルトラQ」の撮影に入るようにと言われたのは、歌手のフランク・シナトラがメガホンを取った1965年の映画『勇者のみ』のハワイロケのときだったという。「(俳優の)三橋達也さんと一緒にハリウッドに行って、3か月ほど撮影をしたんですが、そういう中で身につけたものが万城目淳という役にピッタリだった。一番いい時期に『ウルトラQ』に入れて、自分としても恥ずかしくないものが見せられたと思う」と自負する佐原。そして45年たっても本作が色あせない理由として「とにかくリアリティーのある芝居ですね。人間の持っている心理状態がそのまま出るようにと芝居をしているから、時代とのずれがないんです」と分析していた。
モノクロ作品としては世界初となるハイビジョンリマスター版での放送が実現したことが話題となっている今回の特集だが、それに加え、最新デジタル技術で着色された「総天然色ウルトラQ」のうちの1作品が、8月26日のブルーレイ&DVD発売に先駆けた7月17日午後3時30分から特別に放送されることが発表された。放送される作品は、視聴者からの登場怪獣への投票で決定される。今回エントリーされているのは、「古代怪獣ゴメス」(第1話)、「火星怪獣ナメゴン」(第3話)、「冷凍怪獣ペギラ」(第5話)、「隕石怪獣ガラモン」(第13話)、「コイン怪獣カネゴン」(第15話)といういずれも劣らずの人気怪獣たち。
ちなみに3人がカラーで観たい怪獣としては、「海に落ちて溶けていくところが印象に残っているからナメゴン」(佐原)、「ペギラは怪獣らしくて好きだね。カネゴンもいいなぁ」(西條)、「ガラモンが好きですね。あとは(自分が演じる)由利ちゃんもカラーで観てほしい」(桜井)と3者3様の意見が飛び出した。
西條が「セリフをちょっと言っただけでも、本当に昔のまんま。若いころに戻るんだよね」と語る通り、3人がかもし出す雰囲気は、時を重ねても、45年前の淳、一平、由利子のままであった。(取材・文:壬生智裕)
「ウルトラQハイビジョンリマスター版」はWOWOWにて6月27日午後4時45分~7月中旬まで平日の午後連日放送(6月26日午前10時に1~2話の先行無料放送あり)
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