映画.comより(以下一部抜粋)

>青山真治監督の4年ぶりの新作「東京公園」が6月18日、全国33スクリーンで公開。主演の三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥、青山監督は、東京・新宿バルト9で舞台挨拶に立った。

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 三浦は、公園で家族写真を撮り続けるカメラマン志望の大学生・光司を演じた。完成した作品を最初に見た際は、客観的に見られなかったそうで「(小西扮す る義理の)お姉さんとのキスシーンが長くて、こんなに長くて大丈夫なんだろうか? と思った。自分のキスシーンって冷や汗かくじゃないですか? かくんで す。皆さんもそうだと思いますよ」と客席に語りかけ、笑いを誘っていた。

 「サッド ヴァケイション」(2007)以来のメガホンとなった青山監督は「3.11があり、もう映画が撮れなくなるんじゃないかと不安になった。で も、この作品を通してまた映画を撮ろうと勇気をもらった」と意欲新た。さらに、「改めて現場で俳優さんを見ていることが大好きなんだなと思った。家ではネ コを見ているんですけどね」とジョークを交えながら、喜びをかみしめていた。

 そんな青山監督の才能に結集した女優陣も、公開初日に感慨深げ。榮倉が「考える力を与えてくれる映画。自分の悩み、頭の中を占めている事柄を投影しなが ら見られる」と話せば、小西も「3.11から1週間ほど経ってから試写を見た。見終わったあと、母に『お母さん、大好きだよ』と電話で言ってしまえる作 品」と笑顔で明かした。

 劇中では、三浦が都内にあるさまざまな公園で井川を密かに撮り続けるという役どころだった。三浦は、「あとを追いかけたくなるような方」と話すと、井川 は「いやいや、急に思いついたでしょ」と照れ笑い。「本気で言っているんですよ!」と主張する三浦に、場内は大盛り上がりだった。



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