Movie Walkerより(以下一部抜粋)
>織田裕二扮するクールでスタイリッシュな外交官・黒田康作が活躍する最新映画『アンダルシア 女神の報復』が6月25日(土)に公開される。『踊る大捜査線』シリーズしかり、続編製作には常に慎重な構えを見せる織田裕二だが、黒田康作については「育てたい役」と明言していた。その言語どおり、映画『アマルフィ 女神の報酬』(09)で誕生した本シリーズは、携帯動画の連作短編「アマルフィ ビギンズ」(09)、テレビドラマ「外交官 黒田康作」(11)を経て、集大成として『アンダルシア』を放つ。そこで主演の織田裕二にインタビューし、本作への思い入れや、撮影中のアクシデント(!?)について語ってもらった。
【写真をもっと見る】織田裕二、黒木メイサが織り成すロマンスにもドキドキハラハラ
織田は完成した本作について「人間ドラマがフォーカスされていて、アクションやラブ、全てがパワーアップしています」と笑顔で語った。今回、黒田は日本人投資家殺人事件の裏で起こったマネーローンダリング(資金洗浄)の国際犯罪に関わり、窮地に追い込まれていく。共演陣としては、黒木メイサ、伊藤英明、福山雅治、戸田恵梨香などの豪華メンバーがそろった。
織田は「今回は今までの作品とは違う」と語る。「相手はプロフェッショナルで、黒木さんが演じたのは銀行マンのプロ、伊藤くんが演じたのはインターポール。『アマルフィ』では、側にいたのが観光客の女性、テレビシリーズでは刑事になりたての女の子だったから、黒田がどうしても完璧に見えてしまっていた。でも、相手が自分よりも対等以上、もしくは対等のプロだと、黒田だって負けることがあるかもしれない。そういう意味では、人間くさい黒田が演じられたかなと思いました」。
伊藤英明、黒木メイサと共演した印象はこうだ。「黒木さんはあんなに若いとは思えないくらいに素晴らしい。この後、どういう女優さんになっていくかが非常に楽しみです。伊藤くんは本当に少年のように真っ直ぐでキラキラしていて。彼が生まれ育った岐阜に行ってみたいなと思いました」。
見せ場の1つである伊藤との格闘シーンで目指したのは“異種格闘技戦”だと言う。「黒田は元々、外人相手に格闘することを最初から念頭に置いて、格闘技を習ったと思うんです。実際、伊藤くんも、僕よりもガタイが良くてパワーがあるし。柔よく剛を制すじゃないですが、黒田は人を傷つける一番の弱点をつく方法を知ってたんじゃないかと。素手で人を殺す部隊もあるみたいですが、それを使うとただの殺人鬼になってしまうけど、どこかそういう匂いのするアクションができたらと。プロどうしの異種格闘技戦みたいなものになったら良いねって話しながらやっていました」。
バルセロナでのド迫力のカーアクションは、1シーンを撮るのに1ヶ月以上もかけている。「交差点を完全封鎖して撮るから、日曜限定で朝から夕方までしか撮影ができなくて。毎週日曜にバルセロナへ戻って来て、それ以外の時にアンドラやアンダルシアに行ってたので、移動がすごかったです」。撮影中、ちょっとしたアクシデントが起こったとか。「現場ではみんなが男の子になっちゃって(笑)。今どき、あれだけ派手に車をぶつけたり、壊したりってなかなかできないでしょ。設定は1台のタクシーですが、3台くらい用意してもらったかな? また、近くで誰かが救急車を呼んだらしいんですが、その時、間違えて撮影で倒れていた伊藤くんを運ぼうとしてしまって。現場は事故現場並にガラスや車のパーツが散乱してたからしょうがなかったんですが、あの時は笑いました(笑)」。
前作に続きメガホンをとったのは西谷弘監督だ。西谷組について「向上心の塊みたいなスタッフやキャストでした」と、心からの賛辞を述べる織田。彼らの情熱と、スペインの街の熱気が相まって、『アンダルシア 女神の報復』はより一層ドラマティックな映画となった。本作を見たら、改めて黒田康作、そして俳優・織田裕二の魅力を再確認させられる。
>織田裕二扮するクールでスタイリッシュな外交官・黒田康作が活躍する最新映画『アンダルシア 女神の報復』が6月25日(土)に公開される。『踊る大捜査線』シリーズしかり、続編製作には常に慎重な構えを見せる織田裕二だが、黒田康作については「育てたい役」と明言していた。その言語どおり、映画『アマルフィ 女神の報酬』(09)で誕生した本シリーズは、携帯動画の連作短編「アマルフィ ビギンズ」(09)、テレビドラマ「外交官 黒田康作」(11)を経て、集大成として『アンダルシア』を放つ。そこで主演の織田裕二にインタビューし、本作への思い入れや、撮影中のアクシデント(!?)について語ってもらった。
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織田は完成した本作について「人間ドラマがフォーカスされていて、アクションやラブ、全てがパワーアップしています」と笑顔で語った。今回、黒田は日本人投資家殺人事件の裏で起こったマネーローンダリング(資金洗浄)の国際犯罪に関わり、窮地に追い込まれていく。共演陣としては、黒木メイサ、伊藤英明、福山雅治、戸田恵梨香などの豪華メンバーがそろった。
織田は「今回は今までの作品とは違う」と語る。「相手はプロフェッショナルで、黒木さんが演じたのは銀行マンのプロ、伊藤くんが演じたのはインターポール。『アマルフィ』では、側にいたのが観光客の女性、テレビシリーズでは刑事になりたての女の子だったから、黒田がどうしても完璧に見えてしまっていた。でも、相手が自分よりも対等以上、もしくは対等のプロだと、黒田だって負けることがあるかもしれない。そういう意味では、人間くさい黒田が演じられたかなと思いました」。
伊藤英明、黒木メイサと共演した印象はこうだ。「黒木さんはあんなに若いとは思えないくらいに素晴らしい。この後、どういう女優さんになっていくかが非常に楽しみです。伊藤くんは本当に少年のように真っ直ぐでキラキラしていて。彼が生まれ育った岐阜に行ってみたいなと思いました」。
見せ場の1つである伊藤との格闘シーンで目指したのは“異種格闘技戦”だと言う。「黒田は元々、外人相手に格闘することを最初から念頭に置いて、格闘技を習ったと思うんです。実際、伊藤くんも、僕よりもガタイが良くてパワーがあるし。柔よく剛を制すじゃないですが、黒田は人を傷つける一番の弱点をつく方法を知ってたんじゃないかと。素手で人を殺す部隊もあるみたいですが、それを使うとただの殺人鬼になってしまうけど、どこかそういう匂いのするアクションができたらと。プロどうしの異種格闘技戦みたいなものになったら良いねって話しながらやっていました」。
バルセロナでのド迫力のカーアクションは、1シーンを撮るのに1ヶ月以上もかけている。「交差点を完全封鎖して撮るから、日曜限定で朝から夕方までしか撮影ができなくて。毎週日曜にバルセロナへ戻って来て、それ以外の時にアンドラやアンダルシアに行ってたので、移動がすごかったです」。撮影中、ちょっとしたアクシデントが起こったとか。「現場ではみんなが男の子になっちゃって(笑)。今どき、あれだけ派手に車をぶつけたり、壊したりってなかなかできないでしょ。設定は1台のタクシーですが、3台くらい用意してもらったかな? また、近くで誰かが救急車を呼んだらしいんですが、その時、間違えて撮影で倒れていた伊藤くんを運ぼうとしてしまって。現場は事故現場並にガラスや車のパーツが散乱してたからしょうがなかったんですが、あの時は笑いました(笑)」。
前作に続きメガホンをとったのは西谷弘監督だ。西谷組について「向上心の塊みたいなスタッフやキャストでした」と、心からの賛辞を述べる織田。彼らの情熱と、スペインの街の熱気が相まって、『アンダルシア 女神の報復』はより一層ドラマティックな映画となった。本作を見たら、改めて黒田康作、そして俳優・織田裕二の魅力を再確認させられる。