「刑事コロンボ」のピーター・フォークさんが死去

時事通信

＞米人気テレビドラマ「刑事コロンボ」で知られる俳優のピーター・フォークさんが23日、ロサンゼルス郊外ビバリーヒルズの自宅で死去した。83歳だった。家族が24日、明らかにした。

　死因は明らかにされていないが、アルツハイマー病で闘病中だった。1927年9月16日、ニューヨーク生まれ。3歳のときに右目にがんが見つかり、摘出した。高校卒業後、商船に炊事係りとして乗り組んだり、公務員となったりしたが、役者を目指して次第に頭角を現した。

　60年の「殺人会社」と翌年の「ポケット一杯の幸福」でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。しかし、ハマり役はテレビシリーズのぼさぼさの髪によ れよれのコートを着たコロンボ刑事で、この役でエミー賞を4度受賞した。「刑事コロンボ」は68年から始まり、71年に週1回のシリーズとなって大成功を 収め、「最後にもう一つだけ聞いていいですか」などの流行語を生んだ。