> SMAPの香取慎吾(34)が2日、大阪・ミナミのなんばグランド花月の舞台に立った。主演映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE~ 勝どき橋を封鎖せよ!~」(川村泰祐監督、8月6日公開)と吉本新喜劇のコラボ企画で、乱入した香取・両さんは池乃めだか(68)を「お年寄り」と表した り、島田珠代(41)にギャグ“チーン”のお代わりをねだるなどやりたい放題。お笑いの聖地を爆笑の渦に巻き込んだ。

 まさかのサプライズ出演に、大きなどよめきが起きた。「エーッ!!」「ウッソ~!?」。観客の声に、香取を紹介する宇都宮まき(29)のセリフも、全く聞き取れないほどだった。

 内場勝則(50)と宇都宮の扮する夫婦の新居宅で連続殺人犯が逮捕された事件の捜査で、両さんが東京から大阪の花月交番に出張してきた設定。身長1メートル80の香取と公称1メートル50のめだかが並ぶだけで笑いが起こる。

 香取が「ボク、いくつ?」と“お約束”で問いかけると、めだかは「7つ。お父さんがギリシャ人でお母さんがイギリス人だから、ボク、キリギリスなの」と ギャグで返してピョンピョン。すると香取も跳ねながら、「子供みたいと思ってたけど、近くで見ると、だいぶお年寄りです」。禁断のツッコミに客席ばかりか 内場もズッコケた。

 続けて、イケメンに舌なめずりの珠代が駆け寄って、香取の股間めがけて「チーン」。

 実は珠代、10数年前にSMAPのバラエティー番組公開収録で木村拓哉(38)に「チーン」とやらかし、ファンから「帰れ!!」コールを浴びた苦い思い出があった。

 しかし、この日は大ウケ。さらに両手バンザイの香取が両足をガッパと開いて構えている。

 「お代わり!?」と喜ぶ珠代は「ドッカーン!」と豪快チーン。「ホントにちゃんと当てるんだ」と股間を押さえる香取に爆笑が広がった。

 「防犯のために貼って」と映画のチラシを内場に手渡し、ドアを通らず“壁”をすり抜けて帰ろうとするなど最後まで客席を沸かせた香取。台本はあったが、ほとんどがアドリブだった。

 「アドリブに一発で見事に応えてくれる。あない空気の分かる人は珍しい」と、めだかは感服。出番前は「大丈夫ですか?」と稽古不足を心配していた香取も、「緊張したけど、楽しかった。吉本新喜劇大好き! 幸せいっぱい」とご機嫌だった