シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>ケヴィン・スペイシーが芸術監督を務めるロンドンのオールド・ヴィック劇場で、ケヴィン自身が主演で上演中の舞台「リチャード三世」がイギリス各紙から絶賛を浴びている。

 この劇は、シェイクスピアの歴史劇を現代に置き換えたもので、サム・メンデス監督が監督を務めている。メンデス監督とケヴィンと言えば、1999年の映画『アメリカン・ビューティー』でケヴィンのアカデミー主演男優賞をもたらしたゴールデン・コンビ。インディペンデント紙では、「ぞくぞくする出来栄え」「ふたりが俳優と監督としてタッグを組んで12年になるが、メンデス監督の現代版「リチャード三世」は新しく、折衷的で、待っていたかいのある劇だ」と絶賛の批評が寄せられており、ガーディアン紙ではケヴィンについて「力強い演技」「サム・メンデス監督は、主人公が専制的になっていく様子を現代と見事に結びつけている」と、こちらも高い評価だ。

 本公演のプログラム冊子には、ケヴィンがこの役を演じるうえで、酒とタバコを絶って取り組んだと明かしているが、イギリス国営放送のBBCによると、メンデス監督も「ケヴィンはこの役を演じるために生まれてきたよう」と語っており、ケヴィンも渾身の演技を見せているよう。

 アカデミー賞コンビのふたりが見せる「リチャード三世」は、ロンドンのオールド・ヴィック劇場で9月11日まで公演される