映画.comより(以下一部抜粋)

>ノーベル文学賞を受賞した20世紀米文学の巨匠、ウィリアム・フォークナーの長編小説「サンクチュアリ」を映画化する動きがあることがわかった。

ジェームズ・フランコ、W・フォークナーの小説を脚色・監督へ

 「クロッシング」のプロデューサー、ジョン・ラングレーの企画で、クエンティン・タランティーノ監督とともに「パルプ・フィクション」の脚本を手がけ、アカデミー脚本賞を受賞したロジャー・エイバリーが脚色にあたるという。

 1931年に発表された「サンクチュアリ」は、フォークナー自身が「自分として想像しうる最も恐ろしい物語」と語った問題作。米南部ミシシッピ州を舞台 に、町はずれで交通事故を起こした女子大生が、助けを求めて入った廃屋で、そこを隠れ家にする密造酒作りの一味に陵辱されたのを発端に、異常な殺人事件が 展開する。61年にもトニー・リチャードソン監督、リー・レミック、イブ・モンタン主演で映画化されたことがある。

 エイバリーは、「キリング・ゾーイ」「ルールズ・オブ・アトラクション」の監督としても知られる。08年に飲酒運転による事故を起こし、同乗の友人が死 亡した事件で懲役1年の実刑判決を受けたが、10年7月に刑期を終え、本作で復帰するものと見られている。なお、現時点では監督やキャストは未定。