映画.comより(以下一部抜粋)

>サム・ライミ監督の長編映画デビュー作で、スプラッターブームの火付け役となったカルトホラー「死霊のはらわた」(1981)が、リメイクされることになった。

 ライミ監督と主人公のアッシュを演じたブルース・キャンベル、オリジナル版のプロデューサー、ロバート・G・タパートがプロデュースを手がける。ライミ監督はメガホンをとらず、本作が長編監督デビュー作となる南米ウルグアイの新鋭フェデ・アルバレスが抜てきされた。

 CMディレクターや特殊効果マンとして活躍してきたアルバレスは、現在33歳。米ハリウッド・レポーター誌によれば、09年に監督したSF短編 「Panic Attack」が評判となり、それを目にしたライミ監督とタパートがその才能にほれ込んだという。当初は両者の製作会社ゴースト・ハウス・ピクチャーズで SF映画の企画開発のために招き入れたが、その後、今回の起用へと発展したようだ。さらに、アルバレスが執筆した脚本のリライターとして、「JUNO ジュノ」で第80回アカデミー賞オリジナル脚本賞を獲得したディアブロ・コーディが起用されたことも判明した。

 ちなみに約2年前、ライミ監督自らが「死霊のはらわた4」の脚本に着手したという話があったが、今作はそれとは異なるリメイクとなる模様。また、キャンベルが再びアッシュとして出演するかどうかは現時点では不明だ。



今や「アッシュ」としてより「サム」としての方が有名かも、ブルース・キャンベル。
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ディアブロ・コディが起用されたのは「ジェニファーズ・ボディ」があるからだと思うけれど、これ、ホラーとしては取るに足りない作品だったんだけど。ミーガン・フォックスは素晴らしく美しかったけれどね。
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何が悪いのかって……う~ん、たとえば「ピラニア」って映画ではピラニアが襲ってくるのが恐いわけですが、それって、「ただそれだけ」の映画じゃないですか。食われるのはいやだし生存を脅かされるのは恐怖だけど、でもそこで感じる「こわさ」は死んだらそれで終わってしまう一瞬のものなんですよ。よくできたホラーって恐怖が持続するのだわ。得体の知れない不安とか、殺人鬼が迫ってくる戦慄とか、今を切り抜けても将来はどう転ぶか分からないという先の見えなさとか。「ジェニファーズ・ボディ」、その辺描いてないわけではないんだけど、上手くない。というか失敗してる。

「死霊のはらわた」の恐怖って、なんちゅーか「究極のいやがらせ」の恐怖なのよね。化け物がねちねちねちねちとアッシュをいびりたおすもんで、彼がいつキレるのかハラハラドキドキして待つところに恐怖があるというか……違うか。ま、とにかく、同じ女性に書かせるんだったらディアブロさんより日本の「告白」書いた作家さんの方が似合ってると思うわ。映画の騒々しさもぴったりだし、案外日本でリメイクしても上手くいくかも。