>7月15日から全世界で同時公開されているシリーズ最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が予想以上の大ヒットを記録し、全世界、海外、北米でオープニング記録を樹立する快挙を成し遂げた。
ハリウッド・レポーター紙によれば、これまで北米を含む全世界のオープニング記録を保持していたのは、2009年に公開された同シリーズ『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の3億9400万ドルだったが、3D上映されたシリーズ最終章では4億7600万ドルを稼ぎ出し、全世界の映画史を塗り変えた。
海外59ヶ国のトータルとしては、今年5月20日に世界同時公開され2億6200万ドルでオープニング記録を打ち立てたばかりの『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』(公開中)を楽々と上回る3億700万ドルを記録。また北米でも、2008年に1億5840万ドルでオープニング記録を樹立した『ダーク・ナイト』を抜く1億6860万ドルを稼ぎ出し、全世界、海外、北米すべてで新たな金字塔を打ち立てた。
10年という長い歴史のフィナーレを飾るにふさわしい同結果についてワーナー・ブラザーズ側は、「この結果は、ロシア語、スペイン語、ドイツ語、日本語など多言語に翻訳され世界中の皆さんに愛されているJ.K.ローリング著作の同シリーズが、時空を超え全世界で万人に愛されていること、そして全世界のファンの皆さんが、ファイナルとなったこの作品をとても大切に思ってくださっている証です。監督、キャスト、クルー、そしてこの作品に携わってくださった世界中の皆さんに、感謝の気持ちで一杯です」と語った。
オープニングをクリアすれば、次なる期待は総興行成績へ。オープニングの勢いにのってどこまで数字を伸ばせるか、こちらも華々しいフィナーレを飾ってほしいものだ。