時代劇アニメ『アフロサムライ』がハリウッド実写化へ!サミュエル・L・ジャクソンがプロデューサーを務める
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)> GONZOが海外向けに製作した日本のアニメーション映画『AFRO SAMURAI アフロサムライ』の実写映画化権を北米独立系映画製作社Indominaグループが獲得し、同作のハリウッド実写化が本格始動したことが明らかになった。アニメで声優を務めたサミュエル・L・ジャクソンが製作を務めることも併せて発表され、サミュエルは「最高の実写映画をプロデュースできることを心より楽しみにしています」とコメント。今後は、今夏に監督と脚本家を、年末までにキャスティングを決定する予定となっている。
映画『AFRO SAMURAI アフロサムライ』作品情報
映画『AFRO SAMURAI アフロサムライ』は、岡崎能士のコミックを原作に、「フルメタル・パニック!」「巌窟王」で知られるGONZOがアニメーション制作を担当した作品で、時代劇アクションとブラック・カルチャーが融合した新時代のアニメーション。今回の実写化プロジェクトでは、GONZOと北米独立系映画製作社Indominaグループが共同で製作を務めるほか、アニメで主人公アフロサムライの声優を務めたサミュエル・L・ジャクソンがプロデューサーとして参加することも発表された。自身、作品のファンだと公言しているサミュエルは待望の実写化について「新しいパートナーとなるIndominaグループと最高の実写映画をプロデュースできることを心より楽しみにしています」と意欲満々の様子だ。
まだ始動したばかりの同プロジェクトだが、これからの製作は急ピッチで進む予定であり、今夏に脚本家と監督を、年末までにはキャスティングを決定する見込み。その後の撮影はIndominaグループがドミニカ共和国に所有するスタジオで行われるといい、そう遠くない時期に映画本編も公開されることとなりそうだ。
北米では2007年1月にテレビ放送されるやいなや人気を博し、50万本以上のビデオセールスを記録した映画『AFRO SAMURAI アフロサムライ』。2009年には続編の映画『アフロサムライ:レザレクション』も製作され、前作を上回るパワフルな展開はアニメ界のアカデミー賞と呼ばれるエミー賞の作品賞部門にノミネートされるなど、高い評価を得た。同賞では美術監督を務めた池田繁美が日本人史上初となるアニメーション個人部門審査員賞を受賞。日本のアニメーション作品が海外に通用することを見事に証明している。
アニメ映画のハリウッド実写化といえば『AKIRA』がすぐに浮かぶが、突然の監督交代など製作が難航している『AKIRA』の二の舞にはなってほしくないというのがファンの本音。もともと北米向けに製作されたとはいえ、それと実写化は話が別なだけに、監督やキャスティングも気になるが、まずは順調に製作が進むことを願いたい。