Movie Walkerより(以下一部抜粋)

何の特殊能力もないコミックオタクの軟弱少年が、勝手にスーパーヒーローになりきって闘う姿を描いた映画『キック・アス』。2010年に公開され、日本でも大ヒットを記録したが、そんな同作のオヤジ版とも呼べる一本が登場した。7月30日(土)から公開される新作『スーパー!』では、メタボ気味の冴えない中年オヤジが、奪われた妻を救うためスーパーヒーローのコスプレで大活躍(?)を見せてくれるのだ。

【写真】『インセプション』のエレン・ペイジがまさかのヒロインコスプレを披露!

主人公はぱっとしない中年のダメ亭主。だが彼は、セクシーなドラッグディーラーを追いかけて消えた美しい妻を取り戻すため、スーパーヒーロー、クリムゾンボルトに変身する。といっても、メタボ腹には少々きつ目の真っ赤なお手製コスチュームに着替えるだけで、武器はレンチのみという頼りなさ。衣装を一人、アイロンがけする姿にはどこか哀愁が漂っており、これで大丈夫なのかと心配になってしまうほどだ。だが、クレイジーな女の子・ボルティーの力を借りながら、悪に立ち向かう彼のドタバタ奮闘ぶりに引き込まれるていくはず。

Who killed Cock Robin?


そんな一見、B級映画的な香り漂う本作だが、実は意外なほど豪華なキャストで話題も集めている。主人公の相棒・ボルティーを演じるのはエレン・ペイジ、主人公の妻には久々の映画出演となるリヴ・タイラー、そして悪のドラッグディーラーにケヴィン・ベーコンと、そうそうたる顔ぶれだ。なかでも『JUNO ジュノ』(07)でオスカー候補になり、『インセプション』(10)での好演も記憶に新しいエレン・ペイジのコスプレヒロイン姿にはびっくりするだろう。『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(06)のキティ・プライド役で既にスーパーヒロインを経験しているエレン・ペイジ。今回はコスプレ好きなオタク少女になりきって、女性らしさを強調したコスチュームで過激なセリフとアクションを披露しており、これは絶対に見逃せない。

Who killed Cock Robin?


前述の『キック・アス』や、日本では哀川翔が主演した人気シリーズ『ゼブラーマン』などの異色ヒーローの活躍が目立つ昨今。マッチョなヒーローはもう要らないとばかりに暴れまくる新世代ヒーローの雄姿を劇場でしかとご覧あれ


Who killed Cock Robin?