オリコンより(以下一部抜粋)

ニコラス・ケイジ主演の米映画『デビルクエスト』(ドミニク・セナ監督)が30日より公開される。勇者の装備や悪魔と戦う呪文など、国民的ロールプレイングゲームへのオマージュともとれる演出が随所に散りばめられており、原題の『Season of the Witch』(2010年)から邦題も『~クエスト』となった。

映画『デビルクエスト』あらすじと予告編

 同作は、中世(14世紀)ヨーロッパを舞台に、勇者たちの冒険と闘いを壮大なスケールで描くアクションアドベンチャー。疫病に侵された世界を救うべく、勇者が仲間とともに、疫病の原因とみなされた魔女を裁くために旅に出る。

 十字軍の戦いやペストの流行、そして魔女狩りなどの歴史的な事実をベースにしながらも、今にも崩れそうな橋を渡らなければならなかったり、悪魔に取り憑かれたオオカミが次々に襲ってきたり、さまざまな出来事が行く手を阻む。それを仲間とともに協力し合い、乗り越えていく展開は、まさにRPGのようだ。

 日本ではドラクエ・パロディともいえる山田孝之主演のテレビ東京系ドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(毎週金曜 深12:12)が放送中。同ドラマは疫病に侵された世界を救うべく、勇者が薬草を探しに旅に出るという設定。『ドラゴンクエスト』のスクウェア・エニックスが制作に協力しており、いわばお墨付きだが、ハチャメチャでゆるゆるの展開が話題になっている。

 『ドラクエ』だけでなく、日本の名作RPGを参考に制作されたと言われる『デビルクエスト』は、この機運に乗じて、ゲーム世代の共感を得ることができるだろうか。


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