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ロサンゼルス・タイムズ紙が、映画の広告収入の激減を理由に8月にもリストラを行うと、Deadlineが報じた。

 映画広告は同紙とって重要な収入源のひとつだが、今期は見込みよりも25%減という結果になったため、希望退職者の募集やリストラを敢行せざるを得なく なったという。同紙は今世紀に入ってから、オーナー企業の交代や経営破綻を経て業績が悪化し、リストラや紙面の刷新などで対応してきたものの、定期購読者 を大幅に減らしている。

 映画スタジオが同紙への広告出稿を減らしたのは、同紙のエンタテインメント欄の質の低下が理由との声があるが、最大の要因はスタジオ側の宣伝手法の変化 にあると、Deadlineは指摘する。あるメディア企業の経営者によれば、新聞を読む観客層は「年配で、エリート意識が高い」一方で、ハリウッド映画の 主要ターゲットは「若くて教養が低い」観客層であるため、費用対効果が低い新聞広告を節約するようになったのだという。



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