オリコン より(以下一部抜粋)

> ミュージシャンの細野晴臣が、東京・台東区で開催される『第4回したまちコメディ映画祭in台東』(9月16~19日)のクロージングイベント『エノケン×笠置シヅ子のブギフェス』に参加することが発表された。日本を代表するフォークシンガー・高田渡の長男である高田漣とともに、一夜限りの“ブギウギバンド”を結成。日本語ロックやテクノ歌謡など、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきた細野が、ブギでどんな音楽を披露するか注目される。

リリー・フランキーによる今年のポスター画

 昨年の同映画祭では、昨年亡くなった谷啓さんに敬意を表して「クレージーキャッツ リスペクトライブ」を行い、大盛況。今年は“日本の喜劇王”エノケンこと榎本健一(1904-1970)と“ブギの女王”笠置シヅ子(1914-1985)の音楽にスポットライトを当て、浅草ジンタ、EGO-WRAPPIN’、高田漣ブギウギバンド、ポカスカジャン、メトロファルス、レキシらがライブパフォーマンスを披露する。

 榎本は、第二次世界大戦前後の日本で活躍したコメディアン、喜劇俳優であり、ジャズ歌手としても活躍した。戦後、笠置との共演でさらに人気が出て黄金期を迎える。笠置は、日本劇場(通称・日劇)の旗揚げから舞台に立ち、服部良一の「東京ブギウギ」が大ヒット。以後「大阪ブギウギ」や「買い物ブギ」などで「ブギの女王」を呼ばれることになる。立ち姿で歌う歌手が主流な時代に、舞台上を派手に動き回ってパフォーマンスする芸風で一時代を築きあげた。

 今年の『したコメ』はオープニング作品に、NHKのバラエティ番組から生まれた『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』(11月3日公開)を迎え、主演の小池徹平、生瀬勝久らが登壇予定。特別招待作品として、『タタール大作戦』(2010年/モンゴル)、キアヌ・リーブス主演の『ヘンリー・クライム(原題)』(2011年/アメリカ、11月26日公開)、『極道めし』(2011年/日本、9月23日公開)、『モンスター上司』(2011年/アメリカ、10月29日公開)の4作品を上映。

 一昨年は『ハングオーバー』、昨年は『キック・アス』を紹介した『映画秘宝まつり』では、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』のサイモン・ペッグ&ニック・フロストのコンビによる、SFオタクの男二人旅を描いた『PAUL(原題)』(2010年/アメリカ、12月公開)を上映する。

 上映作品の詳細・上映日は公式サイト(http://www.shitacome.jp/2011/shitacomejin.shtml)。前売り鑑賞券は8月13日10時よりチケットぴあで発売。



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