『トランスフォーマー』興収比率は3Dが80%以上と圧倒的に2D上回る!週末動員では『ハリー・ポッター』に僅差負け【映画週末興行成績】

シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

> ジブリ作品、ハリポタ、ポケモンという3強に、トランスフォーマーとピクサー作品が真っ向勝負を挑む形となり、まさに「映画夏の陣」といった様相を呈し ている今週の国内映画ランキングだが、そんな大混戦の中、頭一つ抜け出したのが、3週連続で首位を独走中の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』だ。土日2日間の成績は動員36万9,845人、興収5億3,523万2,450人を記録し、累計興収は早くも50億円を突破している。

惜しくもトップならず!映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』写真ギャラリー

 そんな『ハリポタ』の勢いに、動員面で惜しくも一歩及ばず、初登場2位スタートとなったのが『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』。7月29日 の金曜日に初日を迎えた本作は、全国779スクリーンの公開で、土日2日間の成績は動員が36万3,912人、興収5億7,172万1,700円。金曜も 合わせた(前夜祭も含む)3日間の成績は、動員が52万6,856人、興収が8億1,892万400円。これは興収ランキングだと堂々たる1位という結 果。驚異の3D映像が話題の本作、「やはり3Dで観なくては」という人も多かったようで、3Dと2Dの興収比率は、83.3対16.6と3Dが圧倒的。こ れは『アバター』公開時の76パーセントを上回る、3D鑑賞比率の最高値となっている。客層も20代、30代のカップルを中心に、小学生からシルバー世代 までと幅広く集客。チケットが完売する劇場も続出したようで、配給元は「50億円超え」を目標にしたいとしている。

 続く3位も初登場で、ピクサー最新作となる『カーズ2』がランクイン。全国514スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員が33万6,597人、 興収が4億5,816万2,750円という結果になった。これは1作目『カーズ』(最終興収22億3,000万円)の興収比121パーセントとなる上々の 成績で、興収40億円突破に向けて好発進となった。3Dと2D比率は63対37。山口智充らが参加した吹替え版は、興収の98パーセントを占めており、 ファミリー層を中心に大きく動員していることがうかがい知れる。

 4位は2作品同日公開が話題となっている『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム』が2ランクダウン。それぞれの作品の内訳は、『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』が動員92万9,449人、興収9億5,819万9,600円、『ビクティニと白き英雄 レシラム』が動員105万3,815人、興収10億8,605万1,950円という結果になっている。

 5位は『コクリコ坂から』で2ランクダウンだが、累計動員が135万7,692人、累計興収が17億3,787万4,100円で、動員が100万人を突 破している。6位には、人気アニメ劇場版第8弾となる『劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン』が初登場。全国260スクリーンで公開され土日2日間で動員11万722人、興収1億2,696万2,900円をあげた。

 7位は『ロック ~わんこの島~』が2ランクダウン。累計動員が24万7,470人、累計興収が2億8,503万2,700円という結果になった。そして『忍たま乱太郎』 は4ランクダウンで8位、公開6週目を迎えた『アンダルシア 女神の報復』が3ランクダウンで9位。そして公開5週目となる『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』が10位で、今週唯一のランクアップ作品となった。そして『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』は11位と惜しくもベストテン圏外に。

 今週末は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~』『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』のほか、『一枚のハガキ』『モールス』『ヒマラヤ 運命の山』『ドライブ・アングリー3D』など多くの作品の公開が予定されている。


Who killed Cock Robin?