映画.comより(以下一部抜粋)

> ニコラス・ケイジが初めて挑む、本格的3Dアクション作品「ドライブ・アングリー3D」で、ケイジは俳優キャリア初の幽霊役に挑戦していることが明らか となった。カルト教団に愛する家族を奪われたジョン・ミルトン(ケイジ)が、ビンテージカーに乗り、繰り広げる復しゅう劇。アンチヒーローを演じるケイジ が、役柄について語った。(以下ネタバレあり)

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「ドライブ・アングリー3D」作品紹介

 「いつも作品に興味を引かれるのは自分がどんな役を演じるかだ」と出演オファーを受ける際は、その役どころに重きを置くケイジ。本作では、「今回は死ん でいる人間、幽霊を演じることができたんだ。自分にとってそれは挑戦で、興味がわくことだった。キャリアに幅が出る役だと思ったんだ」と話す。

 セックスをしながらの銃撃戦など、型破りなシーンも多い本作。台本を始めて読んだときは「ショックを受けて、あまり心地よくなかったね」と本心を明かす が、「ちょうど心地の悪い役をやろうと考えていたところで、そこから勉強できると思っていた」という。そして、「ミルトンは地獄から逃げ出した男で、決し ていい人間ではなく悪者なんだ。本当のアンチヒーロー」と説明する。

 ため息が出るほど美しい高級ビンテージカーに過酷なアクションを強(し)い、復しゅうに燃えるミルトンの怒りとともに武器や炎が飛び交う様子を“飛び出 し感”を重視した3Dで表現。すぐさま観客を非日常の世界にいざなう、迫力のエンタテインメントに仕上がった。この世のものではないという、ミルトンの設 定もすんなりと受け入れられるだろう。

 「私はスーパーナチュラル(超自然現象)映画や、SF映画で演じることが好きなんだ。あまり思い上がった言い方はしたくないけど、私はアートの統合を信 じている」と語るケイジ。そして「すでに30年以上この世界にいるから、興味を持ち続け、挑戦し続けるためには、複雑で、今までに演じたことのない役を探 すことが大事なんだ」と役者魂を見せた。

 「ドライブ・アングリー3D」は現在公開中。