シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

> ドリームワークスが、人気ファンタジー小説「妖しき悪魔の抱擁」の映画化に着手したとバラエティー誌が報じている。日本でも翻訳が出版されている同作は、これまでに全米で第5作まで発表されている人気シリーズの第1作だ。

 バラエティー誌によると、ドリームワークスは「ダークフィーバー(原題)/ Darkfever」(邦題は「妖しき悪魔の抱擁」)から始まるカレン・マリー・モニングによる「Fever」シリーズ全5作の映画化権を獲得。過去に20世紀フォックスが映画化を企画したこともあるという同シリーズは全米で人気を博していることから、シリーズ化も視野に入れた展開を考えられている様子だ。

 同作は、留学中の姉を殺された女性マッケイラが、都市を徘徊する妖精たちの姿を見られる能力を持っていたことから始まる戦いを描いた人気シリーズの第1作。ファンタジーとしての面白さはもちろん、ロマンス要素もたっぷりと盛り込まれた作品となっている。本編は第5作ですでに完結しているというのも映画化にはプラスに働くかもしれない。

 映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が公開され、映画『トワイライト』シリーズの完結編もまもなく公開されるなど、人気ファンタジーシリーズが次々と完結している今だからこそ、本作の映画化作品がヒットすれば、これらに並ぶ人気シリーズとなる可能性は十分ある。だが一方では、原作が『ハリポタ』同様にヒットを記録した映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』は第1作のみで終了してしまったという例もあっただけに油断は禁物。今後どのような動きを見せるかは不明だが、注目する価値はありそうだ


妖しき悪魔の抱擁 (ヴィレッジブックス)/カレン・マリー・モニング
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