シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>24日、映画『神様のカルテ』公開直前トークイベントがニッポン放送イマジンスタジオにて行われ、夫婦を演じた櫻井翔と宮崎あおいが浴衣姿で登場し、お互いの印象や作品の魅力について深川栄洋監督を交えてトークを繰り広げた。櫻井は宮崎の浴衣姿を「キレイだと思います」と見とれている様子だった。

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 美しい自然に囲まれる信州を舞台に、地方病院で毎日忙しく働く青年内科医・栗原一止(くりはらいちと)(櫻井)が、友人、同僚、上司、そして愛する妻・榛名(はるな)(宮崎)の支えと患者との触れ合いにより、一人の医師として、また人間として成長していく姿を温かく描く本作。

 この日、浴衣をさわやかに着こなした3人が登場すると、会場は大歓声。紺色の浴衣を着用した主演の櫻井は「やっと僕のなで肩が生きる(笑)、浴衣での試写会になりました」とユーモラスにあいさつ。その横で、赤を基調にした浴衣姿でキュートな魅力を振りまいていた宮崎は「最近ずっと時代劇の撮影で浴衣を着ていたので、ほっとします。お祭りにも行きたくなりました!」とにっこり。櫻井の浴衣姿について宮崎は「(浴衣姿の深川監督と)兄弟、コンビみたいでかわいいですね。男性の浴衣姿もステキです」とコメントした。

 深川監督は、撮影中の櫻井と宮崎について、「あまりしゃべっていなかったけど、2人とも同じ体勢で寝ていたり(笑)、本を読んでいたり。2人は距離が近いなあと。ずっと一緒にいる2人だったので、その関係がフィルムに焼き付いているんじゃないかと思います」と夫婦役として息がぴったりだった様子を振り返った。櫻井との共演を終えた現在の心境について宮崎は「この映画の撮影が終わった後に、櫻井君と別の仕事でご一緒したら、ものすごくキラキラしていて。現場では主人公の一止として存在していたので意識しなかったけど、終わった今改めて、(アイドルグループの)嵐(のメンバー)としていろんな人にパワーを与えている人なんだなと思いました」と櫻井の多才ぶりに感心している様子だった。

 そして最後には、宮崎が櫻井に向けて、共演者、深川監督と一緒に寄せ書きした色紙をサプライズでプレゼント。受け取った櫻井は「家に飾ります」と満面の笑みを浮かべながら「この映画はそのときの精神状態や、一緒に観る人によって感じ方が変わってくる作品。公開まであと3日ですけど、楽しみにしています!」とPRメッセージを送って締めくくった。

 『神様のカルテ』は現役医師でもある夏川草介のデビュー作で、第10回小学館文庫小説大賞を受賞し、2010年本屋大賞でも2位に選ばれたベストセラー小説を、『60歳のラブレター』『白夜行』などの深川栄洋監督が映画化したヒューマンドラマ。櫻井と宮崎の脇を要潤、吉瀬美智子、岡田義徳、原田泰造、池脇千鶴、加賀まりこ、柄本明ら豪華キャストが固めている。第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝したピアニスト辻井伸行が、本作で自身初となるテーマ曲を作曲している。

映画『神様のカルテ』は8月27日より全国公開