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>1964年から2002年まで毎年夏休み、春休みなどの興行として公開された「東映まんがまつり」をそのまま収録したDVD「復刻!東映まんがまつり」のリリース記念イベントが9月2日、都内で行われた。“アニキ”こと歌手の水木一郎と、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」がライブを披露したほか、両アーティストによるコラボ曲「Z伝説~終わりなき革命~」を熱唱。会場には約700人のファンが駆けつけ、大盛り上がりだった。

【フォトギャラリー】一夜限りの「東映まんがまつり」の模様

 「鉄人28号」や「エイトマン」などアニメや特撮作品5~6本をひとつのプログラムとして上映した「東映まんがまつり」(年代によって名称は異なる)。人気キャラクターが勢ぞろいする豪華な内容をはじめ、入場者全員に“紙帽子”がプレゼントされるイベント性も手伝い、当時の子どもたちの人気を博した。また「マジンガーZ対デビルマン」「仮面ライダーV3対デストロン怪人」といったオリジナル作品も生んだ。

 当時を知る水木は、客席の“大きなお友だち”が紙帽子をかぶる様に「なつかしいですね」と感慨もひとしお。今年歌手デビュー40周年を迎え「本当にあっという間。うれしいZ!」とおなじみの絶叫にも熱がこもる。今や水木が歌う楽曲は世界中で知られており「アニソンには勇気、夢、希望、正義といった人間が忘れてはいけないメッセージがある。だから世界中に区別なく伝わるのだと思う」と持論を展開した。一方、水木と共演した「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子は「とても幸せ。私たちも仮面ライダーに負けない、世代を超えたアイドルになりたい」と喜びをかみしめた。

 イベントでは「ゲッターロボ」「イナズマンF」「魔女っ子メグちゃん」「フィンガー5の大冒険」「五人ライダー対キングダーク」「マジンガーZ対暗黒大将軍」が上映された。

 DVD「復刻!東映まんがまつり 1973年夏」「復刻!東映まんがまつり 1974年夏」は10月21日発売。初回限定生産分には縮小復刻版パンフレットが封入される


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