シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

> 鬼才ジョン・カーペンター監督およそ10年ぶりの新作『ザ・ウォード/監禁病棟』公開を記念し、今月9日に銀座シネパトスで行われ登壇も決定した。

映画『ザ・ウォード/監禁病棟』写真ギャラリー

 9月9日の午後9時9分から開始される「ザ・ウォード/監禁オールナイト」は、『ザ・ウォード/監禁病棟』のジャパンプレミアを兼ねた上映イベントで、 カーペンター監督の出世作『ハロウィン』とハードゴアSF『ゴースト・オブ・マーズ』をオールナイトで上映。上映開始後は劇場の入口るオールナイトイベントで、カーペンター監督自らが撮影・編集を手掛けたメッセージビデオが上映、青山真治監督のゲストシャッターが閉鎖さ れ、イベント終了まで非常時を除き原則外出禁止の「監禁上映」が行われる。

 イベントでは、映画『東京公園』が第64回ロカルノ国際映画祭の金豹賞(グランプリ)審査員特別賞を受賞した青山真治監督、園子温監督と共同脚本を手掛 けた映画『冷たい熱帯魚』が世界中で話題となったデザイナーの高橋ヨシキ、音楽活動のほか映画評論や小説家として活躍する中原昌也、そしてカーペンター監 督と親交が深く、『ザ・ウォード/監禁病棟』の撮影にも参加した小田一生監督など、カーペンター作品を語る上で最高のメンバーが登壇。今後、追加ゲストの 登場もあるかもしれないとのことで、期待が高まる。
 
 そしてイベント最大の見所は、カーペンター監督本人の登場。といっても、メッセージビデオの上映という形で、監督の登場はスクリーン上でのことになる が、このビデオは何と監督本人が製作したもの。自身でコメントを考えるのはもちろん、撮影に編集まで手掛けたまさにカーペンター印の映像となっており、日 本で大人気のあの女性アイドルグループについても言及しているという。短いながらも思わぬ監督の「新作」をスクリーンで観ることができる、ファン必見のプ レミアムなオールナイトとなりそうだ。

 映画『ザ・ウォード/監禁病棟』は身に覚えのない放火の罪に問われ、精神病棟に送られた女性の恐怖を描くサイコホラー。本作では脚本、編集、音楽をカーペンター監督以外のスタッフが手掛けており、珍しく監督業に専念した作品となっている。(編集部・入倉功一)

特集上映「ザ・ウォード/監禁オールナイト」は9月9日の午後9時9分から銀座シネパトスで開催(18歳未満入場不可)

映画『ザ・ウォード/監禁病棟』は9月17日より銀座シネパトスほか全国順次公開


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