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> 鬼才ジョン・カーペンター監督10年ぶりの最新作「ザ・ウォード/監禁病棟」が9月17日から東京・銀座シネパトスで公開される。この公開を記念してジョン・カーペンター監督の特集上映「ザ・ウォード/監禁オールナイト」が9日、同劇場で開催された。

 パトスへの両入口シャッターを完全閉鎖の監禁オールナイトで、非常時以外は原則外出不可。同イベントには先日ロカルノ国際映画祭で「東京公園」で金豹賞審査員特別賞を受賞した青山真治監督、邦画界の名バイプレイヤーであり、カーペンター監督を愛してやまない山本浩司、日本で唯一のカーペンター研究家である鷲巣義明氏が参加。カーペンター監督について白熱のトークショーを行った。

 トークショー中、このイベント用にカーペンター監督が自ら編集したサプライズメッセージ映像も上映。カーペンター監督は以下のようにコメント。「(日本語で)ニホンノミナサン、コンニチハ。シネパトスヘヨウコソ。(英語で)今夜はご来場ありがとうございます。日本は美しい国です。なんといってもゴジラ、ラドン、キングギドラ、そしてAKB48が生まれた国です。皆さんの友情と応援に感謝しています。それでは私の作品を楽しんで下さい。また近いうちにお目にかかりましょう」

 それを受け3人は「感無量。なんて良い人なんだ。カット割のスピード感も良い。編集もご自分でしたのでしょう。素晴らしいですね。カーペンターが撮るAKB48のPV、素晴らしいものができるでしょう」(青山監督)。「良い人過ぎますね。ホラー、SFだけではなく、カーペンターってコメディセンスもありますよね」(山本)。「インタビューで伺ったのですが息子さんの影響のようです。息子さん、日本に住んでらしたのですが今年帰国されて日本のカルチャーとしてカーペンター監督に渡したのがAKB48のCDとのことです」(鷲巣)とそれぞれ語った。

スリーショット:左から鷲巣義明氏、青山真治監督、山本浩司

Who killed Cock Robin?

青山監督はロカルノ映画祭の賞のことにふれられるたび、「賞なんて貰っても一銭にもならなかった」とこぼすことしきりでした。特別賞には副賞とか賞金とか、なかったんですね。大変お気の毒です

ちなみに監禁されてた私達はこの光景を見ていません。

Who killed Cock Robin?

Who killed Cock Robin?
そっかー、本当に監禁されてたんだー、私達。

場内はとにかく「暑い」ということで何故かピラニア3Dのうちわが配られたりしてたんですけど、私としては心配はゲリラ豪雨で、大量の水がこのシャッターを破っておしよせてきたら、地下の劇場にいる私達は逃げることもできずにその場で溺死するだろうと思ってましたね。

幸いお天気(?)に恵まれ、何事もなく無事に帰還することができてほっとしてます。これもカーペンター監督のおちから?