Movie Walker より(以下一部抜粋)


>昨年末に公開され、ロングランヒットを記録したクリスティーナ・アギレラ主演の『バーレスク』(10)。きわどい衣装とキラキラした宝石に身を包んだド派手メイクのダンサーたちが繰り広げる、ゴージャスなショーに魅了された方も多いはずだ。9月24日(土)より公開される『さすらいの女神たち』も、そんなバーレスクダンサーと呼ばれる女性たちがモチーフとなっているが、そもそもバーレスクって何のことかご存知だろうか?

【写真】ただのストリップと違い、見えそうで見えないところがエロティックでもある

バーレスクとは、ヌードに至らない、女性美を強調した脱衣ショーで、20世紀初頭のアメリカで流行したキャバレーショーの形式のこと。一時衰退していたが、1990年代になってニューバーレスクとしてリバイバルされ、ユーモアや風刺も交えながら魅せる大人向けのエンタメとして、今や世界中で人気を博している。

『さすらいの女神たち』では、そんなダンサーたちと落ちぶれたテレビプロデューサーの男のおかしくも切ない旅路が描かれるのだが、ショーのシーンも数多く挿入され、ニューバーレスクの雰囲気を存分に堪能することができる。しかも、本作に登場するのは全て現役のバーレスクダンサーたちなので、ショーのクオリティは極めて高い。さらに観客にもエキストラを一切使わないというこだわりぶりで、スクリーン越しとはいえ、本物の熱気と興奮を体感することができるだろう。

女性たちからも熱い支持を受けるバーレスクの世界。その迫力をより深く、リアルに味わっていただくためにも、本作は是非劇場で鑑賞してほしい。


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