大人が自分を重ねて思わず苦笑してしまう、おかしくて、切ない命懸けのアドベンチャー。「自分はいったい何者なのか?」という、大人の誰もが抱える悩みを何色にでも染まれるカメレオンを通して、カメレオン俳優のジョニー・デップがリアルに表現する『ランゴ』(10月22日公開)。先日、発表されたハリウッド映画祭では、ディズニー ピクサーの独擅場と思われていた“ハリウッド・アニメーション賞”を見事受賞するなど、今後のアニメーション業界への期待の高さがうかがえる結果となった。
【写真】ジョニー・デップが声と体を使い、キャラクターに俳優の感情を吹き込み、エモーションキャプチャーを駆使して完成したランゴ
この度、Movie Walkerでは本作の特別映像を入手、これを公開する。カメレオンのランゴはいつも水槽ごしに見ていたテレビのヒーローを真似して、自分は「西部から来た怖い者なしのヒーローだ」と嘘をついてしまうシーンだ。その嘘のつきかたや歩く仕草は、まるで『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウのようでもある。ランゴもジャック・スパロウ船長同様、自由奔放な性格。根っからの役者で、人真似や英雄気取りが好きなのが今回の映像を見てもわかるだろう。だが、本来の自分のままでいるにはどうしたら良いか、今一つよくわかっていないのも、ランゴとジャック・スパロウの共通点かもしれない。チャーミングなならず者の反逆者ジャック・スパロウ同様、今回のカメレオンキャラクター・ランゴも愛される要因が多そうだ。
是非とも動画を見て、ランゴとジャック・スパロウの共通点を見つけ出してみててほしい。