Movie Walker より(以下一部抜粋)
>「闇金ウシジマくん」の真鍋昌平の人気コミックの映画化『スマグラー おまえの未来を運べ』(10月22日公開)の舞台挨拶が9月22日に開催。妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、安藤政信、高嶋政宏、我修院達也、テイ龍進、石井克人監督が舞台挨拶に登壇し、それぞれの友情の絆の話から、驚きの怪我話まで、和気あいあいと語った。
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「スマグラー」とは、とんでもないブツを運ぶ秘密の運送屋のこと。妻夫木扮する25歳のフリーター、砧涼介が、多額の借金を返済するため、このスマグラーの一員となる。妻夫木は念願の石井組に参加できたことで「最高です!」と満面の笑みで挨拶。「『鮫肌男と桃尻女』(99)の時から大好きで。いつか仕事ができたらと思っていたので、台本を読まずにやる!って言いました」。役作りについては「とにかく不摂生をして、寝ずに、だらだらと、食生活もバランスを崩すようにしました。でも、不摂生は楽でしたよ(笑)」とのこと。
妻夫木と永瀬はずっと知り合いだったが、映画での共演は初めて。永瀬は「妻夫木くんも、安藤くんも若い頃から知っていたので、ちょっと感慨深いです」と語った。安藤は「『69 sixty nine』(04)で妻夫木とは良い関係ができてたんで、『この映画、良いものにして届けようぜ』ってメールしました」と言うと、妻夫木から「してないでしょ(笑)」と突っ込みが入る。安藤は「あ、嘘ついちゃいました」と白状すると、妻夫木は「気持ちは伝わってました」とフォロー。
そんなおふざけモードの安藤だが、テイ龍進が「僕と安藤さんが格闘している(シーンの撮影)最中は、生傷が絶えず。(後から)実は肋骨が折れていたってことを聞きまして…。すみませんでした!」と謝ると、安藤は笑顔で「相手役が遠慮して萎縮してしまうと駄目だから」と、役者魂を見せつけた。また、劇中でゴスロリの衣装を着た松雪は、「ゴスロリの格好を楽しませていただきました」とコメント。高嶋は後半の妻夫木との見せ場のシーンで「妻夫木さんの表情が良くて、どんどんのめり込んでいって」と意味深発言をすると、妻夫木も「僕も気持ち良くできました」と満足気に話した。
石井監督は、本作について「皆さん、アクションエンターテインメントだと思ってるけど、ぶっちゃけ、ホラーです。でも、怖すぎたら笑ってください」と宣言。妻夫木は「おもちゃ箱みたいな映画。本当に刺激的です」とアピールした。確かに石井克人らしいハイパーな映像体験ができる快作に仕上がっているので、気合を入れて映画館に臨みたい。