天海祐希、ハリウッド実写映画の吹き替えに初挑戦!今年一番の感動作と呼び声高いヒュー・ジャックマン主演『リアル・スティール』
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
>天海祐希が、ヒュー・ジャックマン主演のドラマ映画『リアル・スティール』でハリウッド実写映画の吹き替えに初挑戦することが明らかになった。天海が吹き替えを担当するのは、「LOST」のエヴァンジェリン・リリー演じるヒロイン・ベイリー。ヒュー演じる主人公を献身的に支える役どころであり、姉御肌であるところなどはまさにぴったりと思わせられるキャスティングだ。
映画『リアル・スティール』場面写真
これまでにも『崖の上のポニョ』で声優を務めた天海だが、ハリウッド実写映画の吹き替えは本作が初挑戦。演じるベイリーは、父親から受け継いだボクシング・ジムを守りながら、主人公チャーリーを見守り続ける役回り。チャーリーの元に息子がやってきたときも、いち早く父子の溝を埋めようとするなど、面倒見の良さが印象的な女性だ。役柄同様、りんとした強さと信念を持っていることが決め手となって声優を務めることになった天海は、アフレコについて「今回は、ベイリー役の女優さん(エヴァンジェリン・リリー)がいらっしゃって、その方が素晴らしい演技をしていたので、それを壊さないように、心情に寄り添うように演じることが難しかったです」とオリジナルの雰囲気を損なわないように細心の注意を払ったことを明かす。それでも終わってみれば、「とても良い経験でした」と手ごたえを感じている様子だった。
夢に敗れた元ボクサーの父親と、母親を亡くしてそんな父のもとに身を寄せることとなった少年の交流が中心になっているとはいえ、ロボット・ボクシングが題材になっているため、天海は当初、本作が自分の好みから外れているのではないかと思ったという。だが、本作でリアリティーたっぷりに描かれている人間ドラマには「予想外なことに思わず泣いてしまいました」と告白。「人と人とのきずな、人の思い、人間の計り知れない力をものすごく感じる作品でした」と絶賛の言葉を続けると、「親子と一緒に戦っていくロボット“ATOM”が、何もしゃべらず、表情にも出さず頑張る姿にも胸を打たれました」と本作をアピールしていた。
「観た後でいろいろ語り合いたい」と天海もコメントしている通り、さまざまな感情がわき上がってくること間違いなしの本作。丁寧に積み重ねられたエピソード一つ一つが生きてくるクライマックスシーンは感涙必至となっており、スティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキスという映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のコンビが製作総指揮を務めていることもあって、誰にでも楽しめる一大エンターテインメントに仕上がっている。(編集部・福田麗)
映画『リアル・スティール』は12月9日より全国公開