オリコン より(以下一部抜粋)


>俳優の渡哲也が10月19日スタートの連続ドラマ『相棒season10』(毎週水曜 後9:00 テレビ朝日系)の第2話(26日放送)にゲスト出演することが25日、わかった。2009年1月1日放送の『相棒season7 元日スペシャル』以来3年ぶりに同役で“再登板”する渡は「3年前も感じたことなんですが、勢いがある番組の現場は覇気と活気があり、また緊張感もありますね。水谷(豊)さんと久しぶりにお芝居ができて楽しかった」と満足げ。水谷も「渡さんは僕にとって永遠の憧れ。相棒に出て下さる事、とても光栄です」と、互いに“再会”を喜んだ。

2009年放送の『相棒』では水谷と31年ぶりの共演を果たした

 2010年10月より放送された前作『season9』は、全18話の平均視聴率がシリーズ初の20%超えとなる20.3%を記録するなど、衰えぬ人気ぶりを証明。今作でシリーズ10作目の節目を迎え、杉下右京(水谷)と神戸尊(及川光博)の“相棒”コンビも結成3年目に突入。また1977年放送の『大都会 PART II』(日本テレビ系)以来、水谷と31年ぶりの共演となった渡の前回出演『相棒season7』「元日スペシャル ノアの方舟」は、平均視聴率16.9%を記録している。

 渡は前回、民間から登用された誠意あふれる法務大臣・瀬田宗明として登場したが、今回は法務大臣を退いて依頼人の心に寄り添う“人情派”の弁護士として再始動した瀬田を熱演。瀬田は5年前に起こった殺人事件の被害者遺族の無念の思いを汲んだ自身の“正義”を胸に、新たな事件を捜査する右京&尊コンビと静かなる対決を繰り広げる。渡と相棒コンビのほか、綿引勝彦、川原和久、大谷亮介、山中崇史、六角精児、山西惇、片桐竜次、小野了らキャストが出演する。

 水谷は「法務大臣から弁護士となった『瀬田宗明再登場編』は、必ずあると思っていました。再々登場も有るのではないかと…今から勝手に想像しています」とさらなる展開に期待。父親が昔から渡のファンだったという及川は、今回が初共演となり「現場ではその存在感に緊張しましたが、カットがかかると優しい大スター。そのギャップに偉大さを感じました!」とメロメロの様子だった。

 渡は前回出演時から交代した“相棒”コンビの印象を「及川さんのお芝居はなかなかクールで、水谷さんもクールなんですが、それとはまた違った感じがありますね。それぞれに違った味があって、本当にいい“相棒”だなと思いました」と太鼓判。自身も今年5月に石原プロモーションの社長職を退任。心機一転、俳優業に専念することになった渡が、役職を変えて自らの信念のもと弁護士として仕事に励む“瀬田宗明”を再び演じることは、自身の心境とリンクしていると言えるだろう。