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「サウスランド」、本来はこう書きます。
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Who killed Cock Robin?

LAND」の「LA」をロサンゼルスの略称である「LA」とかけてるんですね。

というわけで「サウスランド」はロサンゼルスが舞台で、かのまちの市民を守るロサンゼルス市警察(LAPD)のひとくせもふたくせもある警官達のハードな仕事ぶりを描いた群像劇なのです。警察のお仕事を見せてくれるわけですから、当然内容は犯罪捜査と犯罪者の追跡・逮捕になりますね。もちろん危険と隣り合わせ、銃撃なんて日常茶飯事。

これ見ると、ホント平和な日本で生まれ育った事を感謝したくなります。

え、そんなドラマ、見たことないですって? 

はい。

それもそのはずというか、ごもっともと申しましょうか、この「サウスランド」シーズン3はオンデマンド型チャンネル「WARNERTV」での配信が日本初登場となるのですよ。9月16日が配信開始だったので、中にはもう見た! という方もいらっしゃるかもしれません。

ご感想はいかがでしたでしょうか。
実は私は配信前日の15日に試写会でシーズン3の第一話を見たのですが、かなりいつも見ているような作品とはテイストが違うなあと思いました。

とにかくリアルなんですよね! 

いや、私は別にLAに住んでるわけではないので、それが本当にリアルなのかどうかは実際には分かりはしないんですが、それでもドラマの展開が非常に生々しく泥臭いものなので、現実の警官達の捜査って本当はこんな地味なことばかりなんだなあとリアルに感じてしまったわけです。

例えばDNA鑑定一つとっても「CSI」みたいにサンプルを採取したら次のシーンでは誰のものか名前まで明らかになるような事はなく、鑑定結果が出るまで刑事さんがやきもきしながら待ってるんですよね。まあ、そりゃあそうだろうなあ、等と妙な納得を覚えるのでした(DNAを鑑定するためには、採取したDNAを一旦装置にかけて増やさなければいけないので、そんな簡単にリトマス試験紙みたいに結果が出るわけではないのですよ)。


また捜査の部分も謎解き要素は少なく、いわゆる足を使って容疑者を絞り込んでいくという……よくよく考えたらオーソドックスな刑事物のスタイルですね。名探偵の出てこない、従って犯人達も皆ごく普通の人間というタイプ。追う方も追われる方も地に足のついた人間達。うん、昔はこれが正統派だった。


かといってドラマ自体は別に地味でも泥臭くもなく、想像以上にスタイリッシュでございます。


それはもうね、かつて「The OC」で全米の女の子を熱狂させたライアン・アトウッド役のベンジャミン・マッケンジーが主演に据えられているくらいですからね。

ちなみにかつて若手映画俳優のホープと言われ、「ヒッチャー」では元レプリカント(役)のルトガー・ハウアーにしつこく追い回されて全米を恐怖に陥れたC・トーマス・ハウエルや、「デンジャラス・ビューティー2」でサンドラ・ブロックのむこうをはったレジーナ・キング等も出演していて、そのほかも海外ドラマファンにはになじみのある顔が揃っていて、さりげなく、豪華キャスト。俳優達の実力は折り紙付きなのでございます。

なにしろプロデューサーが「ER 緊急救命室」のジョン・ウェルズですからね、かつて一緒に仕事した際に目をつけていた俳優さん達をこぞって登場させたって感じでしょうか。ドラマの展開も「ER」同様、たくさんの登場人物達がそれぞれ自分の問題を抱えながらも、高い職業意識(とおそらくは倫理観)に突き動かされて目の前の事件を解決していくというスタイルです。

「サウスランド」ではLAPDの「パトロール隊」、「強盗殺人課」、「ギャング…麻薬取り締課」がそれぞれの管轄で起きた犯罪の捜査にあたるのですが、その中で協力体制をとることもあるので、登場人物が互いにゆるくかかわりあっていて、そこに人間ドラマが生まれたりもするわけですね。

シーズン3からいきなり見始めると途中で目をぱちくりしちゃう部分もあったのですが、一応、人物紹介と相関関係の図表をもらっていたのでそれを参考にしました。
Who killed Cock Robin?




こちらが試写会場。えらく豪華でしょ?

Who killed Cock Robin?
それもそのはず、ここはリッツカールトン東京のボールルームなのでございます。



ボールルーム入り口。のはずがいきなり立ち入り禁止?

Who killed Cock Robin?  

イベント用の飾り付けに「KEEP OUT」テープが使われているのが「サウスランド」ならではかと……。打ちっ放しのコンクリみたいな外見のついたてもハードボイルド感を醸し出していますね。


ボールルーム内部。舞台の飾りも殺伐としたデザイン。ここは犯罪現場か?!


Who killed Cock Robin?
おや、でも椅子が並んでいるからゲストが登壇するんですね?


そうなんですよ、実はこの日はスペシャルイベントとして「サウスランド」の主役、ベン・マッケンジーのトークショーがあったんです!


残念ながら当日のベンの写真は撮ってはいけないことになっていたんですが、ツイッターにアップされてるのがありますので彼のかっこよさをその目で堪能されたい方はこちらこちら を参考になさってください。ラッセル・クロウの若き日に似ているそうですが、どうかな?


ちなみにラッセル・クロウ同様、ベンも写真で見るより実物の方が数段かっこいいです。そりゃもう2次元より3次元です。本人の笑顔に悩殺されます。ハリウッドスターらしからぬというべきか、ハリウッドでスターになる資質に恵まれている人にふさわしくというべきか、ベンも礼儀正しく気さくでファン思いの好青年でした。オーランド・ブルームやマット・デイモン、トム・クルーズにキアヌ・リーブス、あのラッセル・クロウでさえ、ファンの前ではそうなんですよ。ベンに漂っているのは彼らと同じ、大物の気配でした。


トークショーでは通訳さんもまじえて和気藹々で、来日してからの事や「サウスランド」についていろいろ語ってくれました。前の日がオフだったので一日観光をして、明治神宮に参拝したり相撲を見たりとどっぷり日本文化に浸っていたようです。秋葉原でAKBは見なかったんでしょうか。


「サウスランド」は前の2シーズンはネットワーク(誰でも見られるテレビ局の系列)の放送だったのが今シーズンからケーブル(ケーブルテレビの系列)に移ったので、その分アクションが派手になったから見所が増えたんじゃないか、と宣伝もしっかりしていました。


ベンによると、「サウスランド」には監修として実際にLAPDで警察官だった人達が現場についているそうで、何か分からない事があるとすぐに質問できるんだそうです。そうやってLAPDの「らしさ」というか「リアルさ」を常に積み上げていってるんですね。その辺はホント、ドラマを見れば分かります。


おもしろかったのは、ベンと一緒に仕事をしている人の中にはコワモテな人達もいて、中でもタトゥーがすごく目立っている人がある日話しかけてきて

「君、いい仕事してるね」

と言ってくれたんだそうです。

ベンがその事について礼を述べて話を聞くと、

「『the OC』、刑務所で見てたよ」

とのこと(『the OC』はティーンズの青春ドラマです)。

「えっ、刑務所でも『the OC』やってるんですか」

とベンが驚いて質問すると

「毎週木曜日にかかってたよ」

と答えたそうで、きっと刑務所の人達みんなで見てたんでしょーねー。それにしてもその時は服役を終えたら自分がそのベンと仕事するとは夢にも思ってなかったでしょうね、その方。


なかなか、他では聞けないような話も飛び出して大盛り上がりだったトークショーの次は、勝ち抜いた5人がベンとツーショットでポラロイド写真を撮ってもらえるという大ジャンケン大会。


私は早々に負けてしまったのですが、何故か勝ち抜いた人は男性が多くて、ベンとのツーショットにもどことなくぎこちない雰囲気が漂っていて笑えたのでした。でも一人の女性はどうやら『the OC』時代からのベンのファンだったとみえて、大喜びしてましたっけ。ううう、うらやましいわ!


そんなこんなでとても楽しいイベント&試写会でした。


今年のイチオシドラマは絶対に「サウスランド」です。

ただいまWARNERTV絶賛配信中!

機会のある方は是非ご覧下さい♪