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女優の宮崎あおいと俳優の堺雅人が27日、都内ホテルのチャペルで映画『ツレがうつになりまして。』(佐々部清監督、10月8日公開)の会見を行った。2008年NHK大河ドラマ『篤姫』に続き2度目の夫婦役で共演し、「夫婦が2回続いているので、次は夫婦以外の役をやりたい気持ちと、ここまで来たらずっと夫婦役をやり続けたい気持ちがある」と堺。宮崎も「とことん夫婦でやるのも新しい。そういう人たち、いないですものね」と一致した意見で、息の合ったところを見せた。

 同作は、夫のうつ病と向きあって暮らした実話をイラストで交えて綴った細川貂々の同名エッセイが原作。原作者夫婦について宮崎は「改めて成長していっている夫婦の話。二人の幸せの形を探しながら、頑張れない時もあるので、頑張らないバランスを上手に見つけられた夫婦だと思う」と話した。

 未婚の堺も「何かどこかに100点があって、そこに近づけていこうとするのではなくて、自分たちの100点を一緒に見つけるのがすごく大事。自分たちの関係を自分たちで決めていくというのは、すごく大事だし、勇気がいるし、美しいことなんだなとこの映画で学んだような気がする」と話していた。