アシモフ「鋼鉄都市」を20世紀フォックスが映画化!『アイ,ロボット』に続く「ロボット3原則」もの!

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>ウィル・スミス主演の映画『アイ,ロボット』の原作者として知られるSF作家アイザック・アシモフの代表作「鋼鉄都市」の映画化を20世紀フォックスが企画している。過去にイギリスでテレビ映画化されたことはあるものの、実現すれば今回が初の劇場映画化になるという。

アシモフの小説を原案にした映画『アイ,ロボット』場面写真

 「鋼鉄都市」は1954年に出版されたアシモフのSF小説で、未来世界を舞台にニューヨーク市警の刑事が殺人事件の謎を探るミステリーの体裁をとっている作品。アシモフといえば、短編集「われはロボット」をモチーフにした『アイ,ロボット』で知られる作家。同作に登場した「ロボットは人間に危害を加えてはならない」をはじめとする「ロボット3原則」は、「鋼鉄都市」でより発展させられ、ストーリーにも大きくかかわってくることとなる。

 Deadline.comによると、今回映画化権を獲得したのは20世紀フォックス。同社は『アイ,ロボット』にもかかわっており、今回の映画化はもしかすると同作と地続きの世界観をベースにするかもしれない? キャストは今のところ未定だが、脚本をジョン・スコットが、監督をヘンリー・ホブソンが務めるとされており、どのような作品になるのか、今から期待は高まるばかりだ。

 SF作家としてはもちろん、ミステリー作家として「黒後家蜘蛛の会」シリーズなども執筆していたアシモフにとって、「鋼鉄都市」はSFガジェットを用いつつミステリーとして成立させた、まさに代表作として呼ぶにふさわしい出来栄え。それだけに多くのファンは映画化に期待と不安が半々というのが正直なところだろうが、そんなファンをもうならせるような作品になることを願いたい。


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