シネマトゥデイ
今週末にオープンとなる等身大フィギュアとの体験型アトラクション施設「マダム・タッソー東京」の内覧会が28日、会場のお台場・デックス東京ビーチで行われた。オープン記念の会見には自身のフィギュアも飾られるバイオリニストの葉加瀬太郎が出席し、「伝統あるアトラクションに声を掛けてもらって光栄です」と感無量の表情で制作時の苦労や裏話を語った。
「マダム・タッソー」は1835年にロンドンの本館がオープンして以来、世界8か国・12か所で展開し、現在まで計5億5000万人以上が訪れた体験型アトラクション施設。初上陸となる「マダム・タッソー東京」にはレディー・ガガ、ジョニー・デップ、マイケル・ジャクソンら全19人のフィギュアが登場し、じかに触れたり肩を組んでの記念撮影をして楽しむことができる。
ほかにもオードリー・ヘップバーン、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー夫妻など世界的な著名人がそろうなか、坂本龍一と共に日本人から展示フィギュアに選ばれたのが葉加瀬太郎。この日初めて完成品と対面した葉加瀬は、フィギュアをマジマジと見つめたり、髪や顔、肌に触れてみるなどして「自分でもすごく似ていると思うので不思議な感覚です」と感想をコメント。「正直ちょっと恥ずかしいけど、ロンドンでは伝統的なアトラクションなのでとても名誉なこと。心から尊敬して、学生時代からあこがれだった坂本さんと一緒に作ってもらえたのですから」と出来ばえにも満足した様子で語った。
体のあらゆる個所を200か所にわたって計測し、髪やひげも1本1本を植えた上でカットするなど1体の制作に費やされる時間は実に4か月。葉加瀬も「スタッフの数がすごく多くて、クオリティーの高さ、ディテールがすごいんです」と驚きの声。「その人のたたずまいやキャラクターといったものがよく表現されていて、楽しんでもらえると思います」と「マダム・タッソー東京」の見どころを語り、自身もあこがれである坂本のフィギュアと共に写真に収まっていた。(取材・文:長谷川亮)
「マダム・タッソー東京」は9月30日より2012年1月4日まで、東京・お台場のデックス東京ビーチ内にオープン