映画.com より(以下一部抜粋)


>佐藤健主演で人気剣客漫画を実写映画化する「るろうに剣心」の主人公・剣心の敵役として、吉川晃司、江口洋介、香川照之が出演することがわかった。NHK大河ドラマ「龍馬伝」の演出を行った大友啓史監督がメガホンをとる本作は、佐藤と武井咲のほか蒼井優、青木崇高の出演も発表されており、「龍馬伝」出演の豪華キャストが顔をそろえる。

 「るろうに剣心」は、1994~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された剣客漫画。伝説の人斬りと名高い剣心が明治維新以後、殺さずの誓いをたて流浪の旅をする物語。単行本(全28巻)の累計発行部数は5000万部を超え、96年にはテレビアニメ化。また23カ国で翻訳され、世界中のファンに支持されている。

 吉川が演じるのは、独自の殺しの美学を持ち、人を殺すことを楽しみながら、己の欲望を満たすために金で人斬りを請け負う・鵜堂刃衛。「敵味方の分別を忘れ、ただひたすらに斬りまくるは、己に相応しい死に場所を得るためか。そのまとう寂しさに“ゾクッ”とさせられながら演じられる幸せ。奇々怪々です!」と早くも孤高の人斬りの魅力にぞっこんの様子だ。

 維新時代に新政府の人斬りである剣心と対峙する旧幕府軍・新撰組三番隊組長、斉藤一を演じる江口は「江戸時代のころ、侍は刀を魂と信じて生きていた。それが明治になり国から魂である刀を奪われた。そんな人間たちが明治という時代をどう生き抜いていくのかが、この作品には詰まっている。『るろうに剣心』を通して日本人が生きてきたルーツみたいなものを少しでもスクリーンの中から感じとってもらえれば」と意気込んでいる。

 「龍馬伝」から引き続き大友組への参加が決まった香川は、「僕は1年間大河ドラマで大友監督とご一緒させていただいたので、楽しく撮影に入っています」と報告。蒼井演じる純朴な娘・高荷恵を手下とし、薫(武井咲)が師範代を務める「神谷道場」を乗っ取ることを計画。自分の帝国を作ろうとする悪の親玉・武田観柳を演じるにあたり、「監督からは“新しい悪、ただの悪ではないもの”を目指すと言われて、役作りと同時に外見の造作には非常にこだわっています。観柳は自由勝手に生きた人なので、僕も作品の中で自由に振る舞えればいいなと思っています」と明かしている。



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