サンケイスポーツ より(以下一部抜粋)


> 名作漫画「ひみつのアッコちゃん」が、女優の綾瀬はるか(26)主演で初実写映画化されることが4日、分かった。小学生のアッコちゃんが、恋した年上男性の危機を救うため“魔法のコンパクト”で大人に変身するオリジナル物語。相手役には岡田将生(22)を起用。川村泰祐監督で原作誕生50周年となる来年9月に公開される。さまざまな職業に変身する綾瀬のコスプレ姿は話題を集めそうだ。

 「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン…◯◯になぁ~れ!」

 魔法のコンパクトに呪文を唱え、小学5年生の少女があこがれの職業に就いた大人の女性へと変身する「ひみつのアッコちゃん」。1969年、88年、98年と3回にわたってアニメ化され、玩具として発売されたコンパクトが空前の大ヒットを飛ばすなど、世の少女たちの“変身願望”を叶えて社会現象にまでなった同作が、21世紀版で実写として甦る。

 きっかけは、漫画界の巨匠、故赤塚不二夫さん(享年72)が62年に生み出した原作漫画が、来年、誕生50周年を迎えることだった。

 実写映画化の話が持ち上がり、製作サイドは、あえて原作にはない新しいアッコちゃんを作ろうと、初恋に焦点を当てたオリジナルストーリー製作を決意。その中心となる22歳の大人に変身したアッコちゃんに選ばれたのが、コメディーからシリアスまで幅広く演じ分け、2013年度NHK大河ドラマ「八重の桜」に主演が決まるなど実力も申し分ない綾瀬だ。

 オファーを快諾した彼女も、アニメ版を見て同作にハマった1人。「魔法使いにあこがれていた幼い頃を思い出します。変身願望を叶えてくれる魔法のコンパクト、そして初恋と胸がときめくような、夢のある作品をお届けしたい」と気合たっぷりだ。

 劇中ではフィギュアスケーター、キャビンアテンダント、OL、婦人警察官、バイクレーサーなどさまざまな職業に変身するといい、コスプレ姿も大きな見どころとなる。

 初恋相手には、主演映画「アントキノイノチ」が今年のモントリオール世界映画祭でイノベーションアワードを受賞するなど、国内外で注目を集める岡田を起用。演技派2人による“21世紀版ひみつのアッコちゃん”が、日本を明るく、元気にする。