Movie Walker より(以下一部抜粋)


>時代に翻弄されたふたりの兵士の友情を描く『マイウェイ 12,000キロの真実』(2012年1月14日公開)に出演するオダギリジョー、チャン・ドンゴンと、カン・ジェギュ監督が10月6日、第16回釜山国際映画祭のレッドカーペットに登場した。

【写真】詰めかけたファンの熱気に圧倒されるオダギリジョー

会場となった映画の殿堂は、建設費100億円以上の巨大な映画祭専用設備が兼ね備えられている。入場口には約2000人のギャラリーが詰めかけ、ムービー、スチール併せて300台以上のカメラが集結。トータル100m以上の2ヶ所のレッドカーペットを歩いたオダギリは、しきりに「すごいね」と、同映画祭の熱気に驚き、圧倒されていた。

8ヶ月の長期ロケにより、まるで本作の辰雄(オダギリ)とジュンシク(チャン・ドンゴン)のように信頼しあうまでになったふたりの関係は、3日間かけて撮影された殴り合いのシーンでも垣間見ることができる。撮影には銃管理のスペシャリスト立ち会いのもと、本物の銃が100丁以上、弾丸(空砲)は4万5000発用意。本来、スタントマンがやるような、一歩間違えれば大怪我にも発展するであろう、難しいアクションシーンにも関わらず、段取りが説明されたのは何とと本番前日。しかし、ぴったりと息の合ったふたりは見事に演じきり、迫力と感動の名シーンが生み出された。劇中でオダギリ扮する辰雄が敵に投げつける火炎瓶も本物を使用し、目の前をエキストラが行き交う中、オダギリ自らが慎重に演技に望んだ。

同じ国のキャストが次々にクランクアップしていく中、ふたりだけの時間も増え、自然と信頼も深まっていった。8ヶ月の長期撮影が生んだふたりの絆。チャン・ドンゴンのクランクアップの際、苦楽を共にした戦友と固く抱き合う姿は、まるでわかりあう辰雄とジュンシクの姿そのものであった。



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