>つい最近、Netflixが最もレンタルされた映画の歴代トップ10作品を発表したばかりだが、今度は、BitTorrentを通じて最も不正ダウンロードされた映画の歴代トップ10作品が発表された。
【写真】2位は『ダークナイト』の1900万回
2006年からリサーチされた結果に基づいて、torrentfreak.comが発表したデータによるもので、1位は全世界歴代興行成績でもトップの座に君臨している『アバター』(09)。実に2100万回も不正ダウンロードが行われたという。
以下、2位は『ダークナイト』(08)の1900万回、3位は『トランスフォーマー』(07)の約1900万回、4位は『インセプション』(10)の1800万回、5位は『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(09)の1700万回、6位は『スター・トレック』(08)の1600万回、7位は『キック・アス』(10)の1500万回、8位は『ディパーテッド』(06)の1400万回、9位は『インクレディブル・ハルク』(08)の約1400万回、そして10位は『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』(07)の約1400万回という結果になった。
そもそも不正ダウンロードは違法であると共に、興行的にダメージを与える行為だが、「今回のトップ10作品を見る限り、『キック・アス』を除けば、全世界の興行収入が1億ドルを越す大ヒット作ばかり。『キック・アス』も9600万ドルとわずかに1億ドルに達しなかっただけで、この結果だけを見ると、不正ダウンロードの回数が、劇場でのヒットに大きな影響を与えているとは言い難い。しかし、あるスタジオ幹部らは、不正ダウンロードの影響を最も受けるのは、DVDの売り上げやテレビの放映権料であり、業界にとってマイナス要因であることは間違いないと指摘している」と、ハリウッド・テポーター紙が分析している。
また、NetflixでのDVDレンタル人気トップ10と不正ダウンロードトップ10の双方に、『インセプション』と『ディパーテッド』が入っている点も挙げており、なかなか興味深い。
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