阿部寛&上戸彩共演『テルマエ・ロマエ』に市村正親、北村一輝、宍戸開が古代ローマ人役で出演決定!!濃い顔ずらり!
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
>阿部寛が古代ローマ人役を務め、上戸彩と共演することで話題の映画『テルマエ・ロマエ』に、市村正親、北村一輝、宍戸開が出演することが発表され、阿部、市村、北村、宍戸が古代ローマ人にふんした姿が解禁された。本作は、月刊コミックビームにて連載中のイタリア人の夫を持つ漫画家・ヤマザキマリの同名漫画の映画化作品。ローマでのロケを最初から最後まで見に行ったというヤマザキいわく、現地のエキストラから「あの人本当に日本の人なの!? 古代ローマ人かと思った」という声が上がるほど、4人はローマの街になじんでいたという。
本作は、阿部演じる古代ローマの浴場設計技師・ルシウスが、突然タイムスリップしてしまった現代日本の風呂のアイデアを、古代ローマの風呂に取り入れていくという風呂で古代ローマと日本を繋ぐ風呂限定冒険漫画。上戸は、漫画家を目指す日本人女性・真実(まみ)役でヒロインを務めることが発表されていた。そして今回、ルシウスの才能に目を付け、親交を深めていく第14代ローマ皇帝・ハドリアヌス役を市村、ルシウスに「女ぐせの悪い軟弱男」と評されてしまう少し頼りない次期ローマ皇帝候補・ケイオニウス役を北村一輝、ハドリアヌス帝の側近・アントニヌス役を宍戸開が務めたことが明かされた。
今回のローマ人役への抜てきには、さまざまな舞台で各国の人物を演じてきた市村も「日本人がローマの皇帝をやるなんて、舞台の上ではあっても、映画でこういう役をやるなんて初めての経験でした」と驚きを隠せない。しかし、イタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある巨大オープンセットで、現地のエキストラ1,000人を集めて行われた撮影では、「イタリア・ローマまで来て、壮大なチネチッタのセットの下で、ローマ人の役で、皇帝の役で、目の前には本当のローマ市民がいて、最高の状態で役に取り組めて、大変興奮しました」と語っており、北村が「スケールの大きさ、場所自体にも“力”を感じ、大変良い経験ができた作品です」と話す通り、貴重な経験ができた様子。宍戸は「チネチッタのセットにいると、古代ローマにタイムスリップしたような感じがして、自分が日本人であることを忘れてしまいそうな気がして、とても演じやすかったです」とすっかり古代ローマ人になり切れたことを明かしている。
「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞、現在刊行中の3巻までの累計発行部数300万部を超える人気漫画「テルマエ・ロマエ」。原作のヤマザキは「最初、実写映画化という話を聞いた時は、正直大変不安になりました。日本人に付けっ鼻とかだったらどうしよう、とか(笑)」と当初は不安もあったことを明かしているが、「チネチッタのセットを背景にたたずむ阿部さんのルシウスをはじめ、ローマ人を演じる日本の役者さんたちはもう、そこに暮らしている人みたいに全く違和感ありませんでした」と日本屈指の顔の濃い俳優たちの熱演に絶賛の声を寄せている。『テルマエ・ロマエ』には、上戸彩のほか、ルシウスに「平たい顔族」と称されてしまう日本人役で、笹野高史も出演するという。さらに「平たい顔族」側には純和風の顔立ちのキャストをそろえるということで、日本の風呂と古代ローマの風呂との対比に加え、“濃い顔俳優”と“純和風顔俳優”の対比にも注目の作品となりそうだ。(編集部・島村幸恵)
映画『テルマエ・ロマエ』は2012年公開予定