シネマトゥデイ
エイドリアン・ブロディ主演の映画『ラブ・ザ・ハード・ウェイ 疑惑の男』で脚本を務めたマリー・ノエルが、日本でもキュリー夫人として親しまれているポーランド出身の物理学者で化学者のマリ・キュリーの生涯の映画化に乗り出していることがわかった。ドイツとポーランドが共同で製作するとVariety誌が報じている。
「放射能」という言葉の生みの親であるキュリー夫人は、放射線の研究で1903年のノーベル物理学賞、1911年のノーベル化学賞を受賞した人物。パリ大学初の女性教授としても知られている。今回の映画化にあたっては、『ラブ・ザ・ハード・ウェイ 疑惑の男』でメガホンを取ったピーター・ゼアー監督も製作に携わるという。キュリー夫人を描いた映画には、アメリカで製作され、1943年に公開された映画『キュリー夫人』などがあるが、マリー・ノエルとピーター・ゼアーの二人は、キュリー夫人の生涯をどう描くのか、詳細の発表を待ちたい。