映画.com より(以下一部抜粋)


> 第24回東京国際映画祭が10月22日、東京・六本木ヒルズで開幕。オープニングを飾るグリーンカーペットを約300人のゲストが練り歩き、沿道に集まった多くの観客から大声援がおくられた。東日本大震災を受け、延期や規模縮小が検討され、海外ゲストの来日も不安視されていたが、2008年以来恒例の、エコロジーを意識したグリーンカーペットには各国作品のキャストや製作陣が次々と登場。野田佳彦総理と枝野幸男経済産業大臣も出席し、華やかな幕開けを迎えた。

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 依田巽チェアマンが出迎え、スタートを切ったのは、特別オープニング作品「1911」のプロデュース&主演を務めたジャッキー・チェンと、日本語吹き替え版に参加した江角マキコ、中川翔子。ジャッキーはサインの求めに笑顔で応じたり、ルートではない方向まで自ら出向いて手を振るなど、丁寧にファンサービス。公式オープニング作品「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョボビッチ夫妻らがトリを務め、世界的な人気を誇る映画人の登場に、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

 第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で、イノベーションアワードを受賞した「アントキノイノチ」主演の岡田将生、榮倉奈々は黒いシックな衣装で登場。死と向き合うという難しいテーマの本作に、瀬々敬久監督は「撮影中に震災が起きて、悩んだり苦しんだりしてつくった作品です。いま日本は大変な状況ですが、生きる希望を捨てないで行こうという映画。お年寄りと若い人が話合えるきっかけにもなれば」と話した。

 コンペティション部門に出品された「キツツキと雨」の役所広司と小栗旬、特別招待作品「麒麟の翼 劇場版・新参者」の阿部寛と中井貴一、特別招待作品「セイジ 陸の魚」の伊勢谷友介監督、森山未來ら日本を代表する俳優陣も続々登場。特別招待作品「マジック・ツリーハウス」で吹き替えを担当した子役の芦田愛菜は、大人顔負けにドレスアップ。沿道から呼びかけに笑顔で手を振ってこたえ「ちょっと緊張したけど楽しかったです」とグリーンカーペットの感想を語った。

 東日本大震災のために休業を余儀なくされた後、46年ぶりに全国キャラバンを復活させた、福島のフラガールたちの姿を追う復興支援ドキュメンタリー「がんばっぺ フラガール! フクシマに生きる彼女たちのいま」に出演するフラガール7人は、常夏の装いで見事なダンスを披露し、観客から大きな拍手と声援が上がった。

 依田チェアマンは「未曾有の大震災の後、開催につきましてはいろんな考えもありましたが、映画が与える力、文化力、夢と希望を与える映画祭はどうしてもやるべきだと思いました」と力強く語り、開会を宣言。第24回東京国際映画祭は、10月30日まで開催。コンペティション以外にも、アジアの風部門や日本映画・ある視点部門など約130作品が上映され、出演者による舞台挨拶やティーチインイベントも連日行われる予定だ。

 【グリーンカーペットに出席した主なゲスト(順不同)】エドワード・R・プレスマン、キース・カサンダー、ファン・ビンビン、レイコ・クルック、ポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョボビッチ、ローガン・ラーマン、ガブリエラ・ワイルド、ジャッキー・チェン、江角マキコ、中川翔子、市井紗耶香、八千草薫、岡田将生、榮倉奈々、ソニア・スイ、高杉真宙、剛力彩芽、鶴田真由、細川茂樹、フラガールズの皆さん、役所広司、小栗旬、臼田あさ美、渡辺真起子、阿部寛、中井貴一、溝端淳平、黒木メイサ、小池徹平、生瀬勝久、伊勢谷友介、森山未來、仲里依紗、石橋凌、ビム・ベンダース、芦田愛菜、オキサイド・パン監督、山田孝之、久保純子、ジョン・カビラ


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