若きゲーテを演じたA・フェーリング、生まれて初めてカラオケを体験
>ドイツの文豪ゲーテのせつない恋愛を描く「ゲーテの恋 君に捧ぐ『若きウェルテルの悩み』」が10月23日、東京・六本木で開催中の第24回東京国際映画祭で特別招待作品として上映され、来日した主演のアレクサンダー・フェーリングが舞台挨拶に立った。
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自由奔放な青年ゲーテは、美しい少女シャルロッテとの叶わぬ恋に苦悩し、ある物語をつづりはじめる……。1774年にゲーテが発表した名作「若きウェルテルの悩み」に秘められた、ゲーテ自身の淡い恋愛物語を描く。「アイガー北壁」のフィリップ・シュテルツェル監督がメガホンをとった。
開口一番、「コンバンワ!」と日本語で挨拶したフェーリングは、クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」への出演をきっかけに、国際的にも知名度を上げたドイツの若手俳優。今回が初来日となり、「昨日生まれて初めてカラオケバーに行ったよ。何を歌ったかは恥ずかしくて言えない」と茶目っ気たっぷりに笑った。
世界的詩人という難役に挑み、「ピアノはもともと弾けたんだけど、乗馬は2~3カ月練習した。撮影初日に落馬しちゃったけど全然元気だったので、この映画はうまくいくと直感した」。また、「この映画で描かれているのはゲーテの一生のごく一部。ゲーテも普通の若者だったというアプローチが新しいと思った」と、ゲーテの青春に焦点を当てたことをアピールした。
「ゲーテの恋 君に捧ぐ『若きウェルテルの悩み』」は10月29日から公開