鬼才ジョン・カーペンター、幻の学生時代の作品が発見!『ハロウィン』の原点となるキャリア最初期の短編!
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
> 先日日本でも『ザ・ウォード/監禁病棟』が公開されたばかりのジョン・カーペンター監督が学生時代に撮った短編作品が発見されたとハリウッド・リポーターが報じている。今や伝説となっている『ハロウィン』に通じる、カーペンター監督の原点ともいえる作品だという。
ジョン・カーペンター監督最新作『ザ・ウォード/監禁病棟』写真ギャラリー
カーペンターは、映画『ハロウィン』『遊星からの物体X』など、常に映画ファンを驚かせている映画作家。監督だけでなく脚本・音楽も手掛けることでその特異なビジョンを映画作品に投影しており、初期作品から最新作の『ザ・ウォード/監禁病棟』に至るまで、多くのファンが心酔してやまない映画監督の一人だ。
ハリウッド・リポーターによると、そんなカーペンターの短編映画「キャプテン・ボワヤー(原題) / Captain Voyeur」が発見されたのは南カリフォルニア大学のアーカイブ。当時USCフィルム・スクールに通っていたカーペンターが脚本・監督を務めた同作は1969年に制作された。発見者によると、約8分のモノクロ作品ではあるものの、ビジュアルやテーマ的な部分では、1970年代後半に製作された代表作『ハロウィン』に通じるものがあるという。
同作が製作された直後の1970年にカーペンターは自身が音楽や編集で参加した短編『THE RESURRECTION OF BRONCHO BILLY(原題) / ザ・レザレクション・オブ・ブランコ・ビリー』がアカデミー賞短編実写賞を受賞しており、その映画的才能がこのころから開花していたことは衆目の一致するところ。それだけに、コアな映画ファンを含め、多くの人が今回発見された作品を見たがることは確実だ。
「キャプテン・ボワヤー(原題)」はアメリカ国立フィルム登録簿に登録される予定。このことにより、同作は今後、劇場上映やDVDスルー、テレビ放送、さらにはインターネット配信などの方法により、多くの人の目に触れられるようになる見込みだ。