来年50歳のトム・クルーズ、オリンピック選手並みの体調管理!『ミッション:インポッシブル』最新作監督が明かす!

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>映画『レミーのおいしいレストラン』『アイアン・ジャイアント』など名作アニメを監督し、トム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で初めて実写作品を手掛けるブラッド・バード監督が、トムの映画作りへの情熱や彼との関係、撮影の裏側を語った。

映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』場面写真

 バード監督とトムが出会ったのは、監督の2004年の映画『Mr.インクレディブル』をトムが気に入り、アプローチをしてきたのがきっかけ。そこで「どんな映画が好きか」や、「どういう人物を尊敬しているのか」といったことに共通点が多く気が合った二人は、それから仕事ができるチャンスをうかがっていたという。そんな中、二人の共通の知り合である製作のJ・J・エイブラムスが、バード監督に本作の話を持ち掛けたことで、実写映画デビューが決定した。

 そんな本作では、中東ドバイにある世界最高の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」からトムが宙づりになる場面が話題に。IMAXカメラで撮影されたシーンは、劇場にいながら足がすくんでしまうほどの迫力となっている。バード監督は、この場面があったから本作の監督を引き受けたそうだが、トムが一切のスタントに頼らず挑戦した撮影については、「トムと長い間仕事をしているスタントチームは、『彼は楽しんでいるし心配しなくて大丈夫だ。彼を信じよう』と言って緊張をほぐしてくれようとしたけれど、実際撮影中はずっと緊張していたよ」と気が気でなかった様子。

 劇中には、街一帯をおおう砂嵐の中でのチェイスシーンもある。この場面のアイデアを出し、実際に砂に似た素材を使用して嵐を再現したという監督は、「スタッフもみんなゴーグルを着けたりスカーフを着けたりしなくてはならない状況の中、トムは砂嵐の中を走り回らなければいけなかったので、非常にタフだったよ」と苦労を語っており、高層ビルのスタントに並ぶ、大興奮の見せ場もふんだんに用意されているようだ。

 撮影を通して、何事にも全力で取り組むトムの姿勢を目の当たりにしたバード監督は、「おそらく体形が崩れたことがないんじゃないかな」と来年50歳になるトムの衰えを知らない肉体に対し、笑いながら感心しきり。撮影中のトムは、オリンピック選手並みの一流チームを抱え、危険なスタントに耐える肉体を維持するのに余念がないそう。監督は、そんな彼のストイックな姿勢について、「映画を作るのが本当に好きなんだ。一緒に仕事をして、特にアクション映画を作るのが本当に好きなんだと思ったよ」と映画作りへのあくなき情熱からきていることを明かす。

 またバード監督は、シリーズ初参加のジェレミー・レナーについても「本当にエキサイティングな俳優」と語り、「いつもシーンをどうやったら新しくできるか、どんなやり方があるかを常に探している。フィジカルなことも上手で、トムとの相性も良かった」と絶賛。本作でジェレミーはブラントというIMFのアナリストにふんし、チームに隠した秘密を持つ重要な役を演じるということで、その活躍にも期待大。ポーラ・パットンやサイモン・ペッグらそのほかメンバーたちの仲も最高だったようで、「監督として彼ら全員が一緒のシーンを撮るのが非常に楽しかった」とコメント。新たなイーサンチームが挑む困難なミッションへ期待が高まる。(編集部・入倉功一)

映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は12月16日より全国公開

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