映画.com より(以下一部抜粋)
>東野圭吾の人気ミステリー“加賀恭一郎シリーズ”最新作を映画化する「麒麟の翼 劇場版・新参者」が10月28日、第24回東京国際映画祭の特別招待作品としてTOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミア上映され、主演を務める阿部寛をはじめ、新垣結衣、溝端淳平ら主要キャストが完成報告会見に出席した。
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TBS日曜劇場で2010年4月にドラマ化された「新参者」の続編にあたる今作。阿部演じる加賀刑事が、東京・日本橋の“翼のある麒麟像”の前で起こった殺人事件を捜査する過程で、複雑にからみ合った人間関係の糸を解いていく。原作者の東野本人が「シリーズ最高傑作」と認める原作だけに、阿部も「加害者、被害者双方の外れた歯車を正す人情味あふれる捜査を見てほしい」と早くも手応え十分だ。日本橋や人形町など都内近郊でロケが行われ「ドラマ同様、さまざまな面で協力いただいた。皆さんの温かさに包まれながら、撮影できて本当に幸せ。人形町は第二のふるさとです」と感謝を述べた。
新垣は、容疑者の恋人・中原香織役で本格ミステリーに初出演。もともと「新参者」シリーズの大ファンだといい「うれしい反面、すごくデリケートな役柄。難しかったが、充実した現場だった」と述懐した。阿部とはドラマ「ドラゴン桜」以来、約6年ぶりの共演で「私のことを覚えていらっしゃるか心配だった」(新垣)。一方の阿部は「すっかり成長して……。芝居も上手になったし、演技に繊細さがあって、いい緊張感だった。何だか親の目線になっちゃうな(笑)」と照れくさそうだった。
また、加賀のいとこである松宮刑事を演じる溝端は「今では阿部さんの背中を見ただけで、何を考えているかわかります」と豪語。阿部が背中を見せると「阿部さん、『今日はすごくうれしいぞ』って思っている」と気持ちを代弁し、名コンビぶりをアピールしていた。会見には田中麗奈、松坂桃李、三浦貴大、菅田将暉、土井裕泰監督が出席した。
「麒麟の翼 劇場版・新参者」は2012年1月28日から全国で公開。