オリコン より(以下一部抜粋)


>演出家・蜷川幸雄氏、人気グループ・嵐の松本潤、俳優の小出恵介が29日、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で舞台『あゝ、荒野』の初日上演前に報道陣の取材に応じた。ボクサー役初挑戦の松本は「体を絞って、一番重いときから5kgくらい(体重が)落ちた」と役作りに全力投球。そんな松本に蜷川氏は「とても練習して、よくやりましたよ。だてにアイドルじゃない」と絶賛。一方、ライバル役の小出に対しては「楽をしようとして、すぐ手を抜く」と厳しいダメ出しを与えた。

【写真】上半身裸でボクサー姿の小出恵介 

 同作は、1966年に出版された作家・寺山修司氏の長編小説を初めて舞台化したもの。架空の昭和の街・新宿を舞台に、元ボクサーの片目のコーチ(勝村政信)のボクシングジムで出会った荒ぶる魂と肉体を持て余した新宿新次(松本)と、どもりの青年・バリカン(小出)の両極端な2人がボクシングを通じて奇妙な友情を育み、やがてライバルとしてリングに立つまでを描く。

 小出は、蜷川氏について「前より厳しいし遠慮がない。『チビ、デブ』って昨日のゲネプロでダメ出しされた」と告白。さらに、松本を見て「かなり容赦ないんですよ、この人。実際ボディーに入ってるし」と嘆くと、松本も「お互い実際に入ると目つきが変わる。結構やられてます」とお互いの本気ぶりを明かした。また、嵐のメンバーも観に来るといい、松本は「櫻井(翔)から『初日おめでとう』ってメールがきた」と仲の良さをアピールしていた。

 舞台『あゝ、荒野』は同所にて11月6日(日)まで、東京・青山劇場では11月13日(日)~12月2日(金)に上演。