オリコン より(以下一部抜粋)


>俳優の佐藤健(22)が、来年5月から上演されるシェイクスピアの不朽の名作『ロミオ&ジュリエット』に舞台初出演で主演することが10月31日、わかった。ロミオ役の佐藤は「ロミオとジュリエットという純粋な恋の物語に、まっすぐにぶつかっていきたいと思います」と早くも気合十分。ヒロインのジュリエット役は女優・石原さとみ(24)が務め、佐藤とは初共演になる。

佐藤健の主な活動履歴

 全世界で親しまれているシェイクスピアの傑作戯曲で、佐藤が満を持して初舞台を踏む。演出は、ロンドン演劇界で注目されている若手演出家のジョナサン・マンビィ氏が手掛け「現代の観客と“共鳴”するラブ・ストーリー」を目指すと意気込む。

 テレビ、映画と活動範囲を広げてきた佐藤だが、観客と“生の対話”となる初舞台に向け、約2年にもおよぶ準備期間を敷いた。2010年7月にジョナサン氏に会うために渡英。今年3月にも多忙なスケジュールの合間をぬってイギリスに約2週間滞在し、同氏の企画するワークショップに参加、5月にも渡英するなど密かに演劇修行を積んできた。

 ロミオという大役と向き合うため、さまざまな経験を積んでいる佐藤だが「とても貴重な経験をさせていただきましたが、それでもやはり舞台に関しては完全に素人ですので、どうやって皆さんに食らいついていこうと今から必死です」と妥協は許さず「自分にどこまでできるかはわかりませんが全力で頑張ります」と使命感をにじませる。今伸び盛りな若手俳優に、ジョナサン氏も「非常に優れた、素晴らしい才能を持っている俳優で、知性的で頭が良く、また同時にとても豊かな心を持っている方」と期待を込める。

 敵対する名家のロミオと運命の恋に落ちてしまうジュリエットを演じる石原は「誰もが知っているタイトル、多くの方が演じられてきたジュリエット。あの胸を締め付けられるような熱い恋、そして名ゼリフの数々を演じることに気恥ずかしさと不安を感じた」という。ジョナサン氏と役柄や意義について深く語り合い「不安は見事に消え、ジュリエットとして舞台に立ちたいと思えました」と振り返り、今ではけいこが待ち遠しいといった様子だ。

 恋愛悲劇の傑作で初めて共演する石原に対し、佐藤は「とても魅力的なお芝居をされる方だなと思っていたので今回ご一緒させていただくことがとても嬉しいです」。石原も「相手を真っすぐ見る方で男らしい、その一方でとても謙虚である方」という印象を抱き、「約2ヶ月間、見つめ合いながら作品を作っていく」とその日が待ち望む。“相思相愛”の二人が不朽の名作にどんな新しい息吹を吹き込むのか注目が集まる。

 ジュリエットの父・キュピレット役を長谷川初範、キュピレット夫人を石野真子、ロレンス神父を橋本さとしが演じるなど、豪華俳優陣が名を連ねる舞台『ロミオ&ジュリエット』は東京・赤坂ACTシアターにて来年5月2日(水)から27日(日)まで、大阪・シアターBRAVA!にて5月31日(木)から6月10日(日)まで上演される。


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