シネマトゥデイ


離婚と隠し子騒動の余波で映画界復帰が遅れる中、映画出演についても報じられるようになったアーノルド・シュワルツェネッガーが、新作アクション『ブラック・サンズ(原題) / Black Sands』で武器商人と戦う一匹狼を演じるとデッドラインが報じた。

最新作への出演が見合せとなった映画『ターミネーター』写真ギャラリー

 本作は、冷酷な武器製造会社に立ち向う、シュワルツェネッガー演じる一匹狼の男が、会社の私兵たちと戦いを繰り広げるアクション映画で、ブルース・ウィリス主演、ジョン・ムーア監督による『ダイ・ハード』シリーズ最新作も手掛けるスキップ・ウッズが脚本を担当する。

 監督はマイク・“マウス”・マッコイとスコット・ワウの二人。マイクとスコットの二人は、来年アメリカ公開予定の海軍特殊部隊ネイビーシールズの活躍を描くミリタリー・アクション『アクト・オブ・バロー(原題) / Act of Valor』を監督。またスキップはこれまでに『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』『ソードフィッシュ』の脚本なども手掛けており、シュワちゃんにとって、久々となるミリタリー風味のアクションに期待が高まる。

 マリア・シュライヴァーさんとの離婚問題と隠し子騒動の影響によって、テレビアニメ「ザ・ガバネーター」のキャンセルや『ターミネーター』新作といった作品への出演見合わせなど、知事引退後の芸能界復帰計画に遅れが出ていたシュワルツェネッガー。だが、これまでに盟友シルヴェスター・スタローンの映画『エクスペンダブルズ』の続編、メキシコの麻薬カルテルと戦う保安官を演じるという映画『ザ・ラスト・スタンド(原題) / The Last Stand』、それに本作を加えれば、三つのアクション映画への出演することが報じられ、改めて復帰に向け順調な様子。今後はコメディーや、『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』のような悪役など、さまざまな役に挑戦する姿に期待したい。(編集部・入倉功一)