Movie Walker より(以下一部抜粋)
>全世界80か国語で翻訳され、2億部以上もの売り上げを記録するベルギー生まれの人気コミックを、スティーヴン・スピルバーグ監督が自身初の3D作品として映画化したアドベンチャー『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』(12月1日公開)。少年レポーターのタンタンが相棒の犬スノーウィと共に海底に沈んだ船の財宝をめぐり、謎の存在と戦いを繰り広げる様が描かれる。そんな本作に登場するイワン・イワノヴィッチ・サッカリンという悪役キャラクターに注目してみたい。
【写真】ロンドンパリプレミアに参加したダニエル・クレイグ
ユニコーン号とそこに隠された財宝の秘密にまつわる鍵をタンタンが手に入れたとにらんだサッカリン。彼はハドック船長とタンタンらを執拗に追い詰めていく。恐るべき謎を秘めたこの凶悪なキャラを演じるのは、サッカリンとは正反対のヒーローとして愛されている、ジェームズ・ボンド役でも知られる俳優ダニエル・クレイグだ。本作では今までに演じたことのない悪役タイプの役柄に挑戦したクレイグは、「演じていて最高に楽しいキャラクターだったよ。できるだけ邪悪でひねくれた奇怪な役柄に仕立て上げるべく、工夫して演じたつもりだ」と、自身の悪役ぶりについて語っている。
先頃、タンタンの生まれ故郷、ベルギーのブリュッセルでワールドプレミアが行われ、その後、パリプレミア、ロンドンプレミアをこなしたスティーヴン・スピルバーグ監督とキャスト、スタッフ陣。いずれも大きな盛り上がりを見せ、欧州のメディアからも高い評価を得ている。公開の順番もヨーロッパ、日本を含むアジア、そしてアメリカ公開をラストにするという異例の公開形式も話題の本作。ヨーロッパから始まる『タンタンの冒険』は日本で気の牽引に期待が高まる。